クロノス(キャラメルボックス)見ました

 キャラメルボックスのお芝居、クロノスを見てきました。
 キャラメルにとっては2度目の原作モノ、になるのかな? 原作は映画にもなった梶尾真治の「クロノス・ジョウンターの伝説」です。

 
 
 映画にもなってるから、結構知ってる人は多いのだろうか。
 私は見るまで知らなかったんだけど、要は・・・タイムトラベルもの、なのかな?
 

 高校時代からずっと好きだった女性が事故でなくなった。
 彼女を助ける為に、会社で極秘に作られていたクロノス・ジョウンター(過去へ物質を飛ばす装置)で過去へ向かう男。
 だがクロノス・ジョウンターは、物質を過去へ送れてもそれはほんの数分、そしてその後は反発で現在よりも更に未来へ飛ばされてしまうという代物だった。
 最初の挑戦では7ヶ月、次は2年、と、それを知りつつも彼女を助ける為に過去へ飛び続ける主人公。
 過去への飛行を重ねる度に反発は強まるため、次飛べは2000年後に飛ばされてしまう。果たして彼は彼女を助けることができるのか。

 
 科幻博物館*1へ現れた主人公が、クロノス・ジョウンターを使うため、そこの館長と学芸員に今までの事を説明する形で話は進みます。
 口下手なので過去へ飛んでも彼女にちゃんと説明ができず、何度も繰り返す主人公。
 それを見ててその度に手に汗握って応援するんだけど、でも主人公が科幻博物館にいるって事は、これも失敗するってことなんだよな。とちょっと冷める私。ダークサイドに落ちると分かっているスターウォーズ3を見るのもこんな気分なんでしょうか?(笑)。
 
 なんか、ちょっと展開が早く感じました。
 展開が早いのはいいんだけど、なんつーか・・・ええ? それで納得しちゃうの? とか、ちょっと待て、もうちょっと説得しろよ、とか。そーゆー内心ツッコミが多かったなぁ。まぁ、時間に限りがあるからかっちりやるのは無理なんだろうけど。
 主人公と後輩*2との関係がしっかりと描かれてましたね。最近単なる生死*3とか恋愛よりも、親子愛、師弟愛に涙腺がゆるむ傾向が強いので、クライマックスよりもそっちで泣いてました。最近ちょっと、熱い男の友情ってのの良さが分かってきてるのかもしれません(笑)。
 
 キャラメルのお芝居の音楽はいつも素敵なのですが、今回のは特に良かったな〜。来年、サントラを出すらしいから買ってみようかな〜。あ、音楽といえば、毎回恒例「携帯電話チェックタイム」*4の音楽が、関西のアカペラグループ「シュガーシックス」のオリジナルで、神戸公演では何度か生歌でやってくれたらしい。アカペラ好きの誠人さんとしては、むっちゃ羨ましかったっす。
 
 内心ツッコミ、は多かったなぁ。
 一番のツッコミたかったのはクロノス・ジョウンターの存在意義。だって、過去に送れてもそれはほんの数分*5。その後は更に未来に飛ばされる、なんて、なんに使うんだろう?
 
友人:クロノスの使い道ってなんだろう?
誠人:数分だけ過去に送るだけだもんね・・・・あ、本能寺にいる織田信長に消火器を送るのはどーだ? 歴史変わるぞ?w
友人:消火器の使い方分かる人いないんじゃない?
誠人:むむむ・・・んじゃ、使用説明書付けて送るとか。
友人:非常時だから、そんなん読んでくれる人いないと思う。
誠人:やっぱり使えねーな、クロノス。
友人:いや、他に使い道あるかもしれないし(笑)
 
 クロノスの有効活用方、求む(笑)
 

*1:科学とファンタジーを融合した装置が置いてあるところらしい

*2:憧れの女性の弟

*3:背景とか全然描かれてないで単に死ってゆー設定があるモノ

*4:前説の時間で、携帯の電源が切られているかどうかチェックするのだ

*5:その後ちょっと改良されて2.3日いけるようになったらしい