「DRACULA」見ました
Studio Life の「DRACULA」を見ました。
Studio Life = 男性だけの劇団
Studio Life = ポーの一族、トーマの心臓とかやってるとこ
という認識しかなかったので、宝塚の男版で、耽美BL系劇団? と思っていたのですが、普通のお芝居でした。
でもやっぱり、観客は女性が多かったですね〜。
あ、アンケートに、
公演ごとの平均グッズ購入数
ってのがあって、笑いました。
ブロマイドとか売ってたけど、購入数のアンケートとってどーすんだ? あぁ、どういうグッズが欲しいかってアンケートもあったな。
やっぱりアイドル劇団、でもあるんだなぁ・・・。
新聞のチケットプレゼントでいただいたので、3階席最前列の、周りに人がほとんどいない席でした。
でも、それだから結構身体を動かせたし*1、舞台全体見られるから良かったかも。役者さんの表情見えなかったけど、それは後で書く理由でプラスマイナス0。あ、上にあった照明・音響室からたまに声が漏れてきて、それは嫌だったな〜。ぼそぼそしている分妙に気なるんだもん。
舞台の幕が上がり、舞台に立っていたのは女性が二人。
あれ? Studio Lifeって男性だけじゃなかったっけ? と思っていたら理由が判明。
この低い声は、男だ。
宝塚の男版なんだから、こうなるよな、と普通に考えればわかるんですけど、でも、やっぱりちょっとビックリしました。で、申し訳ないのですが、あぁ、上からで良かったなぁ、と(笑)。
でも他は本当に普通でしたね〜。
あんまり盛り上がりがないから、もうちょっと見せ場作ればいいのに。って思いました。
ドラキュラ様のエピソードも、周りの人のエピソードも同じくらい*2のテンションでやるので、本筋が薄くなっちゃったかな〜。と思います。もうちょっと1幕からドラキュラ様をプッシュしていただきたかったな、と。ドラキュラ様が出てこられたの1幕の途中だし。出番短くてもかっこよく印象付ける、とかね。
ドラキュラ様がね、愉快だったの。なんか。
ジョナサン*3が髭剃っている時に現れたドラキュラ様。ついうっかり肌を切ってしまったジョナサンの血をウットリと指で掬いなめようとして、ひいたジョナサンを誤魔化そうとして彼の十字架を触ってしまい、ソファーの周りを苦しみながらぐるぐる回り、はっと気がつき、腰を抜かしているジョナサンに、
「大丈夫か?」(超かっこよく)
「お前の方が大丈夫か? じゃ !」(笑)
これで私の中でドラキュラ様のイメージが決まりました(笑)。
まぁ、2幕から、ドラキュラ様の内面がちょこっとづつ表現されるのですが。
曰く、
ジョナサンが昔愛した人に似ている。
もう愛する人が年老いて死んでいくのを見るのは嫌だ。
おお。グランドロマンはこうじゃなきゃ! って思いましたが、ちょっと遅いよな〜。感が否めず・・・どうせなら1幕のジョナサンとのシーンでもうちょっと見せて欲しかったかな。ファーストコンタクト時に喜びを表現してみる、とか。
そーいえば、これが萌えとか今まで読んできたマンガとかの違いなのかな、と思ったのが、
クライマックスで、吸血鬼化している妻を殺そうと突き出したジョナサンの杭に、ドラキュラ様が自ら飛び込んで胸を貫かれるシーン。
おお〜。BLらしく良いシーンだ〜(←その感想はやめろ)。
と、私は感心していたのですが、同行者(男)は、
あそこでドラキュラ様が妻をかばったのが判らない。
いや、あれはかばったんじゃないんだってば!
と、自説を彼に伝えたのですが。
あれ? 私の解釈のが間違ってる? 普通に考えるとそうなるの?w
初日だったためか、終演後に舞台挨拶があったのですが、その時にフラッシュがすごくてビックリしました。
やっぱりアイドル劇団なのかなぁ。
だったらもっと耽美系で攻めればいいのになぁ。まぁ、耽美でいける人といけない人がいるとも思いますが。
あ、この舞台で、昔しゅうくりー夢*4にいた倉本徹さんをものごっつ久し振りに見られて嬉しかったです。でも毎公演出ているわけではないらしいので・・・。