「テングメン」見ました
チーム発砲B・ZINの「テングメン」を見ました。
今回の『テングメン』は自慢の“鼻”で女に愛を提供する裏稼業の男が主人公。
どこぞの裏稼業が人殺しなら、こちらの稼業は“女殺し”。
江戸の夜を舞台に、ちょこっとHで、そしてとびきりさわやかな純愛物語をお届けします。
えー。この男、股間に天狗の面をつけてるんですが(笑)
んで、その天狗の鼻が自慢の”鼻”なんですが(笑)
・・・・・・ええーい、みなまで言わせるな!(爆)
つーわけで、「テングメン」。
下ネタ満載の芝居かな〜と思っていたのですよ。そーゆーの苦手なので、ちょっと引いていたのですが、流石「発砲B・ZIN」。全然嫌な感じがしなかったよ*1。
いや、勿論下ネタあるんですよ? モノがモノですから、でもね、
下品よりも馬鹿馬鹿しさが勝ってたので、全然嫌じゃなかったよ(笑)
股間に天狗の面の「テングメン」の同僚は、「筆使い」と「こけし使い*2。
それだけ聞くと眉をしかめちゃうけど、でも実際に見ると馬鹿すぎて大笑いしてしまう。
ヒロインの必殺技なんて「ウサギの耳」つって、男性を一瞬で(略)なんだけど、演出が馬鹿馬鹿しくて*3笑ってしまう。
すごいよ、キダツヨシを尊敬した(笑)
元々すごいと思ってたけど、あのギリギリの演出は素晴らしすぎる。
もちろん、売りであるスピード感あふれる殺陣も健在だし、ちゃんとヒーローモノだし*4、ラブ(笑)もある*5。
演出だけでなく、脚本もよかったな〜。
すごく感心したのが言葉の使い方。日本語って色んな意味があるじゃないですか。「テングメン」だって2通りあるし。奥が深いよねぇ。
キャラも良かった。
特に、「テングメン」を執拗に追いかける客の奥様と、ウサギに「ちっさっ」って言われてショック受ける筆使いと、謎のたぬきそば屋*6。良かったな〜。普段から受け答えが五・七・五なのに、ショックを受けて五・七・五が出なくなる筆使いのシーンは絶品でした(笑)。
次の公演は秋なんだって。
待ち遠しいな〜。