「俺たちは志士じゃない」見ました

 
 席に着いたら、背もたれにこんな葉書が張ってありました。
 
「この席からだと演出上動かせない、どうしても見えないシーンがあります。席の交換も受け付けますが、もしこの席でもいいようなら、後日この作品の当日券購入時、もしくはDVD購入時に500円引きします」というもの(要約)
 
 確かに、右サイドのその席からは、舞台上手前方に置かれたスピーカーのせいで後方の屋敷セットが見づらい。つーか、見えないw
 ・・・・・・・まぁ、自分が選んだ席だしなぁ*1
 と、何気に葉書をひっくり返してみると、
 

 
 ・・・・・・・・・あっはっはっは(爆笑)
 
 だめだー。マキノノゾミ御大に謝られたら許すしかないー(笑)
 こういう細かい心遣いが素晴らしいですね、キャラメルボックスは。
 
 
 んで、舞台。
 
 いやー。演出と主役が違うだけで、見慣れた劇団なのに新鮮に見えるもんですね〜(びっくり)。
 お話のタイプが違うってのもあるかもしれないけど*2、キャラメルっぽく無かったです。
 もちろん、キャラメルの役者さん達が目立ってるシーンはキャラメルっぽかったけどね。西川ワールドとかも健在だったし。
 でも、なんか雰囲気が違いました。演出の力ってすげーなぁ(感心)。
 
 ついうっかり入手した坂本竜馬と中岡新太郎の着物(+短筒)のせいで二人に間違えられた男達が、単に1泊ご飯と寝る場所をもらって逃げるつもりだったのに、倒幕運動に巻き込まれていく・・・
 
 っていう話だけだと、倒幕運動を手伝いそうですが*3、単にずーっと彼らの振りをしていただけ。新撰組に襲われた時には頑張って反撃したけど、それって自分の命かかってるから当然だよねぇ。
 つーわけで、今回の主人公にはあんまり肩入れしなかったなぁ。
 あ、でも、新撰組とのやりあいの中での主人公の台詞、
 
「俺に日本を任せるな!」*4
 
 ってのにちょっと感動したかなー。
 多分そんな奴はいないだろうけど、でも、たまにはこう思ってしまう志士がいてもいい気がする。人間だし。
 幕末って、どっち側にもドラマがあっていいですよね。
 あぁ、大河見たくなってきた(反対側だけど)

*1:チケット予約時にセンターかサイドが選択できた。サイドの方が舞台に近かったのでサイドに

*2:いつものキャラメルの舞台は主人公が頑張ってるんだけど、今回は主人公ではなく周りが頑張る人だった

*3:実際そんなストーリーかと思ってた

*4:うろ覚えですが、ニュアンスはあってるはず