PLAYZONE見ました

t_makoto2007-07-28

 
 毎年恒例少年隊のミュージカル、PLAYZONE2007「Change 2 Change」を見ました。
 
 前にちょこっと書きましたが、少年隊ではない辺りで色々ネタがあったミュージカル。
 ある一因により、良かった所と悪かった所がとてもはっきりしたミュージカルでした。
 少年隊、やっぱりかっこ良かったよー。
 と思ったものの、やっぱり手放しは喜べなかった。
 だってこれ、少年隊のミュージカルだし。
 ジャニーズJrの発表会を見るために1万5千も払ったわけじゃねー!(笑)
 
 
 ここ数年、劇場前でダフ屋のおっちゃんを見ることはほとんどなかったのですが、今年はスケブに「チケット余ってませんか?」と書いて立っているお嬢さん達が5,6人いました。
 1万5千円もするチケットを余らせて当日劇場まで来る人がいるとはあまり思えないんだけど*1、それでもすがりつきたいのがファンの心理ってもんなんでしょう。
 彼女達の目当ては、多分、少年隊じゃなく、この舞台で復帰する彼ら、なんでしょうね。
 この舞台で復帰、って発表されたのチケットが発売されてから結構経ってからだし、ジャニーズのファンクラブでは、自分が入っているファンクラブのアーティスト以外のチケット買えないから*2、見たい時はこういう手段しかないよね。大変だなぁ、と思いつつも、愛されてるなぁ、って思いました。マジで。
 今回の舞台で初めて彼ら二人を認識したのですが*3、「あぁ、デビューするの分かるわー」と思いました。うん。やっぱりカッコいいよ、この子達。踊りとかも、謹慎中もちゃんとレッスンしてたのね、って分かるくらいちゃんとしてたし。
 だからこそ、少年隊のファンの前でなく、ちゃんと彼らのファンの前で復帰させてあげて欲しかった、と思います。
 だって申し訳ないけど、ぶっちゃけ、彼らの決意や思いを聞いても、普通に「がんばれー」としか思えないもん。
 
 2幕目が、彼らの想いを言わせるための舞台、なんだろうな、としか思えない構成で。
 Change 2 Change、過去を受けて未来へ向けて変わっていこう、という趣旨なんだろうけど、各出演者が過去話するのですよ。
 かっちゃんの息子(裕太)が楽屋にいて・・・という心温まる過去話から親子競演、のようなほのぼのとしたエピソードならいいんだけどさ、ひーさまの「母親の再婚相手を好きになれなかった話」だの、ジュニア(?)の「俺には兄がいるはずだった、父親によって・・・(略)」だの、聞いててしんどい過去話は正直、勘弁してくれ、って感じでした。ジャニーズには家庭不和の奴しかいないのか? とか一瞬思っちゃったもん。
 んで、それを受けての内の告白。
 両親、特に母親のことをメインにした告白話はよく出来ていて、一瞬涙が出そうになったんだけど*4、頭のどこかで素直に感動できない自分がいるんですよね。
 これって、本人が書いたものなんだろうか? それとも脚本家が書いたものなんだろうか?
 勿論、脚本家が書いたものだとしても、本人に話を聞いて書いたんだろうから、事実に基づいてのものなんだろうけど、毎日これを言うわけでしょ? ってことは、いくら本当に思っていたとしても、毎日毎日同じことを言っていたら、絶対台詞として、なんていうんだろう・・・一線置いて、この思い=台詞を見ちゃうと思うんだよね。
 もし仮に、内君の感受性がめちゃくちゃ鋭くて、毎回毎回思いをかみ締めながら言ってるとしたら、それはそれでひどい罰だと思うしさ。
 何を意図して、こういう構成にしたんだろう?
 だって見てるのは、ほとんど少年隊のファンなわけでしょ?
 こういう告白は、これからも彼らを応援していくファンの子達に見せるべきじゃない?
 二人の復帰を応援したくて少年隊が企画したのかもしれないけど、それだったら普通の芝居でよかったんじゃないかなー。んで、復帰して、ちゃんとお仕事して、回りに認められて元のポジションに戻った時に、改めてファンの子達に見せるべきだったんじゃないかなぁ。
 
 ひーさまのネガティブ告白や、内君の告白は、まぁ、自分で決めた事や自業自得なので、置いといて、ちょっと許せなかったのが、赤坂&アツヒロの過去に対する告白。
 過去をね、非難しているような告白をしているわけですよ。あの頃俺達は命令されるまま行動していた。みたいな。
 二人に許せなかったわけでなく、二人にこういう告白をさせた事が、許せなかった。
 最後は良い思い出っぽく〆てはあるんだけど、でもさ、確かに最後尻つぼみで終わっちゃったグループだけど、あの告白をさせるのはどうよ、って。
 本当に二人が思っていることだとしても、私は聞きたくなかったな。
 あのグループのファンだった人達はどうなんだろう?
 
 って、どぅわーっと、私的に嫌だった事を書いてしまいましたが、↑に書いた通り良かった所もあるんですよ。
 こういうネガティブな構成だったからか、少年隊の皆さん、妙にファンサービスが良かったです。
 定番曲何曲もちゃんとやってくれたし、終わってからフリートークまであったし。
 でもDVD買う? って言われると、微妙。
 だって、1幕もメイン少年隊じゃないんだもん(笑)
 
 1幕はちゃんとしたミュージカルで、プレゾンじゃなかったら、手放しで拍手してたと思う。
 錦織さんが先生を勤めるフリースクールに、来て2ヶ月経つのにいっこうに心を開かない少年がいて、一言、やっと開いた口が告げたのは「かーさんは、僕を捨てたんだ」
 かっちゃん演じる探偵さんや、ひーさま演じるお医者さん、そして彼を心配するクラスメート皆で始める母親探し。
 その母親探しの方法が、見つかりますように、ってお参りしたら神様*5が出てきて、過去を見せてくれてあっさり解決、というファンタジーだったのは、まぁ、別にいいや。どーせプレゾンだし(笑)。普通、まず父親*6に話を聞きに行かないか? って思わなくもなかったけどさw
 この父親と子供の心のすれ違いを表した歌のシーンとか、最後真実を話したシーンとか、良いシーンありました。
 少年隊誰も出てなかったけどな!(笑)
 1幕、少年隊率低かったですよ。
 変わりに多かったのが・・・なんだ? MADだっけ? 生徒役の彼らの印象がすっげー濃かった。
 猿山のよーに(笑)、歌って踊って台詞を言って、「私は1万5千かけてジャニーズJrの発表会を見に来たわけじゃなーい!」って心の中で何度叫んだことか(笑)。だって、ソロナンバーまであったんだよ? 過去のTOKIOとかV6とかMAにはソロナンバーなんて(多分)なかったのに。
 確かに、この舞台で認識したジャニーズの若いモンの活躍を他メディアで見るのは楽しみだったりするけど、ここまでの露出はいらないw。
 私はもっと少年隊の皆さんが見たいのよー(がおー)
 
 でも来年もいく(笑)
 

*1:私ならチケット交換サイトに出す

*2:なので私は少年隊がらみのチケットしか買えません

*3:NEWSは山下しかわかんないし、関ジャニは個別認識が出来ない・・・もう年かねw

*4:家族愛モノの話に弱いもので

*5:アツヒロ(笑)

*6:赤坂