「イーストウィックの魔女たち」見ました

 
 帝国劇場にて。
 相方が東宝の何かに入ってまして、運良く5列目センター取れたので行ってきました。
 直前にこんな席がぽっかり空くことあるんですね〜*1。周りは出演者*2のお知り合いなのかな? というおば様達でした。横のおば様方が芝居中でも雑談するんで何度か小突きそうになりましたが、まぁ、5列目センターなので、我慢*3
 
 

舞台はニューイングランドの平和な田舎町・イーストウィック。
そこに、バツイチ彫刻家のアレクサンドラ(マルシア)、別居中の夫から最近になって離婚状を送られてきた音楽教師のジェーン(涼風真世)、そして新聞記者のスーキー(森公美子)が住んでいる。3人は会えば、「男なんてもう懲り懲り」と言いながらも、男の話ばかりしていた。

そんなある日、イーストウィックの街はずれに豪邸にダリル(陣内孝則)が、召使のフィデル(及川健)を従えて引っ越してくる。ダリルは魔術的な魅力でアレクサンドラ、ジェーン、スーキーと次々に誘惑。すっかり虜になった3人は、魅力が増すとともに不思議な力が宿り始める…。

小さな町は、そんなダリルとアレクサンドラたちの話でもちきり。堅物の新聞社のオーナー・フェリシア(大浦みずき)は、「町のモラルが崩れる」と苦々しくおもっていた。ダリルはアレクサンドラたちが、フェリシアを嫌がっているの知り、魔法を使って、とんでもない事件を起こす…。

 
 と、まぁ、こんなストーリーですが、それよりもこのミュージカルの売りは、
 
 3人の魔女のフライング!
 
 森久美さんが飛ぶのよ?w
 いや〜。もう、それが見たくて行ったようなもんでした。
 んで、実際に飛んでるのを見た時の(ある意味)感動! しかも5列目だからすぐ上! わ〜い、と、周りのおばちゃんに混じって手ぶんぶん振っちゃいましたw
 涼風さんとマルシアと森久美さんで高さが違うのが笑えましたw
 でも、最後は3人並んで10mの高さまで。
 すごいよなー。毎日飛ばされるの、大変だろうな〜。
 
 内容の感想を軽く書くと、
 
 帝劇にしては、お下品な作品やるな〜、と、ある意味感動しました。
 いや、そのものずばりな表現があるわけじゃないんだけどね、でもシアターアプルとかでやってそうな作品でした。ある意味B級だしね。内容は。
 3人の女性達がイキイキしていて良かったですね〜。
 女が3人集まると男の話(含Y談)しかしないという、ある意味プロトタイプが見られて面白かったです。世間の女の人ってこうなんでしょうか? ・・・(思い出している)・・・ある意味、そう間違いでもない、のか?w*4
 涼風さんは清楚さ、マルシアは自由奔放でセクシー、森久美さんはチャーミング、と、持ち味出していて良かったですね〜。これ初演の時はマルシアの役は一路さんがやったらしいけど、マルシアのほうがこの役はいいんじゃない? って思いました。いや、見てないので想像でしかありませんが。マルシア苦手に思っていた私でも、「うわ〜、セクシー」って見とれちゃいましたよ。特にシャワーシーンの前の半ヌードなあたり*5
 
 が、その3人をメロメロにさせる陣内さん。
 
 最初にいっときます。
 私、陣内さん、好きです。「君の瞳をタイホする!」の頃から好きでした。「明智小五郎」役なんてチョー大好きです。
 でも、
 今回はイマイチ、じゃないかなぁ、と・・・。
 いや、
 軽くて口から生まれてきたんじゃねーか? ってほど弁が立って、しかもいい加減な悪魔
 という役、非常に合ってると思います。所々出る博多弁も良い味出してました。
 でも・・・あの女3人と並ぶと、ちょっと落ちると思う・・・ですよ。
 ロッカー出身な割りに歌もイマイチだったしなぁ・・・。
 タイプの違う3人の女へのアプローチも、全部一緒でちょっとつまらなかったな。どーせなら3通りの口説き方してくれりゃ良いのに・・・って、後で鉢合わせた時めんどくになるかw
 でも、「君たちの望みは叶えたのに、どうして俺の望みは叶えてくれないんだ!」とダダこねるあたりは可愛かったです。
 どんな立場にせよ、望みを叶える側って大変なんだなぁ*6
 
 今回の舞台で一番すげーなーと思ったのは、敵役、フェリシア役の大浦みずきさん。
 この人、私の記憶が確かなら、かっこいい男役さんだったと思うんですが、すっげー美人でスタイルが良くてやなおばさんを好演してました!(笑
 しかも、魔法で色んなものを口から出させられてしまう役で、口からボールだとかろうそくだとか色んなモン出してました。もちろん手品で、相方はトリックが見えたらしいですが、私は良く見えなくて「すげー!」といちいち感心してましたよw
 いや、それだけじゃなくて、歌とか踊りとかヒステリックな演技とか、もうパーフェクト。
 またこの人の舞台みたいです。今度も是非ユニークな役でw
 
 あ、全然軽くなくなってるw
 まぁ、いいか。
 まぁ、見て損したとは思わない出来、でした。脇を固めていた「ご近所ダンサーズ」も実力ある方ばかりで見てて心地よかったですしね。
 その辺は、さすが帝劇、なのかな。
 

*1:チケット取ったの2週間くらい前。キャンセルと思われ

*2:脇の方

*3:終演後に「ごめんなさいね、うるさくて」と謝られました。自覚あったんだな・・・

*4:セッションでの恋バナしてるのって男の話しに入るんだろうか?w

*5:逆に、一路さんがこのシーンやったのかと思うとビックリだ

*6:と、最近やった某セッションのあの方を思い出してみたり