「テイクフライト」見ました
「太平洋序曲」で日本人初のブロードウェイ・デビューを果たした演出家・宮本亜門が、ニューヨーク・ブロードウェイの第一線クリエイティブ・チームと共に創り上げる、東京発→ブロードウェイ行、壮大かつ国際的プロジェクトが発足!
ミュージカル『ビッグ』をはじめとするブロードウェイ・ミュージカルの名コンビ、デイヴィッド・シャイヤ(作曲)×リチャード・モルトビーJr.(作詞)と、ソンドハイムミュージカル『太平洋序曲』、『アサシンズ』のジョン・ワイドマン(脚本)が加わって、構想5年の新作ミュージカル『テイクフライト』が、2007年秋、いよいよ日本で誕生いすることになりました。
と、PARCOの紹介ページ見ただけですごそうなこの舞台、
チケット取る時宮本亜門と天海祐希しか発表されてなくて、チケット入手後池田成志、橋本じゅんが出ると知ってラッキーと思ったこの舞台、
見てきました。
女性で初めて大西洋単独横断飛行を成功させたアメリア・エアハート*1に天海さん
史上初の大西洋単独無着陸飛行を成功させたチャールズ・リンドバーグに城田優、
人類初の有人飛行を成功させたライト兄弟に池田成志*2、橋本じゅん*3、
数学者にして発明家。飛行機研究のきっかけとなるグライダーを発明したが実験中に命を落としたオットー・リリエンタール役のラサール石井を狂言回し的役割にして、アメリア、リンドバーグ、ライト兄弟の挑戦の様子を交互に見せていく。
という芝居だったのですが、
すみません、こんなにすごいメンバーの作品にこんな事を書くのはどーかって思うのですが、
イマイチでした・・・
なんだろう? 全体的に中途半端感が漂ってて話にのめりこめなかったんですよね〜。
リリエンタールは、狂言回しとゆーわりに、あまり出てこなかったし、
ライト兄弟はほぼ計算してるだけだし*4、
リンドバーグは・・・まぁ、彼の飛行機との出会いとか、単独無着陸飛行の為の飛行機作りの苦労とか、それなりにシーンあったけど、単独無着陸飛行がメインだし、
アメリアは・・・すみません、ただの我侭な女にしか見えなかったです・・・いや、当時の女性にしてはとても積極的に社会に出ている革新的な女性だとは思ったけど、何であんなに飛びたがってるかがよく・・・
ミュージカルだから、あまり深く掘り下げられずにスポット的にエピソードをつなげていく、ってのは分かるんだけど、でもやっぱり消化不良感が消えなくて・・・まぁ、好みの問題なんだろうなぁ。
役者さんの演技や歌唱力は素晴らしかったのに、本当に謎なんですけど・・・歌もなー・・・なんか居心地が悪いというかどうも心地よく聴けない曲が結構あって・・・ミュージカルだからかなぁ? オーケストラの曲をバックに、役者さんが好きに歌ってる感が・・・って、この感じ分かってもらえるかしら? どうも合ってないような気がね、したの。私がそう感じただけだと思いますが。歌が多目のミュージカルだったので、これが結構しんどかった・・・。
なるしーとじゅんさんも、もったいなかったな〜。
この二人がコンビだったら、お笑いを期待するじゃないですか。
でも、お笑いシーン、なし。
まぁ、二人の曲がコメディっぽいものだったから、客席和みましたけど、でも大爆発はなし。2幕の最後の方でちょっと長めの曲があるのですが、客席から必死に盛り上がろうとしているムードを感じて、あぁ、皆笑いに飢えてたんだなぁ、って思いました。いや、私がそうだったから回りもそうかな? って感じただけだと思いますがw
ほんっとに笑いのシーンなかったな・・・
でも、二人のハモりとかは、堪能しました。
じゅんさん、歌うまいな〜、と、素直に感心*5。
歌うまいな〜、といえば、城田優が、思いの他歌上手くてビックリしました。
イケメンパラダイスで、神楽坂やった、大きい彼です。
ボイストレーニングしたんだろうな〜、と思わせるミュージカル歌い、良かったです。
見栄えする外見だし、でかいし、歌も上手いとなると、今後ミュージカル舞台で期待か? と思ったら、彼、今までもミュージカルやってるんですね*6
タキシード仮面*7と、手塚国光*8。
・・・・・へ、へぇ・・・w
天海さん。
素敵でした。
やっぱりこの方は、積極的な女性役が似合うと思います。
でも「離婚弁護士」的な爽快感は感じられず・・・久々の生天海さんなのに、のめりこめなかった自分が悲しい・・・(涙)
やっぱり、合う合わないって、あるんだなぁ・・・