「二人の約束」見ました
中井貴一と段田安則による劇団ふたり*1+りょうさんによる3人芝居「二人の約束」を見ました。
作・演出は、前から見てみたいと思っていた福島三郎さん。「噂の男」は見たけど、あれ、原案ケラさんだったしね。やっと福島さんの完全オリジナルが見られました。
さわやかな中年純情コメディって聞いていたので、ハートフルコメディなんだろうなぁ、と思っていて、その通りだったのですが、思った以上に良かったです。
役者さんとか脚本とか演出とか舞台とか、全部がぴたっとはまると、本当に良い芝居なるんだなぁ、と、実感しました。
これだから芝居見るの止められない・・・
小太郎は40過ぎで未だに独身、職業は古物商と名乗ってはいるが、
取り扱っている物はなんだか怪しいものばかりである。
小太郎が未だに独身の理由・・・それは小学生の時、
幼なじみの順子ちゃんと自分の庭の木の根本にタイムカプセルを埋め、
30年後に一緒に掘り起こす約束をしたから。
そして小太郎は順子ちゃんとそのとき結ばれることも約束した・・・つもりだったからだ。
いよいよ、その30年後が近づいてきている今日この頃。
話はここから始まる・・・
自分家の外でぶっ倒れれた見ず知らずの人を自分の家に上げて看病してしまうほど人の良い小太郎さんが、中井さん、その幼馴染がりょうさんで、ぶっ倒れてた人が段田さん。
人の良い小太郎さん、の人の良いっぷりが半端じゃなくて、中井貴一、演技の幅広いなぁ、と、心の底から感心しちゃいました。
あれだね、DCカードのCMで絶対一皮剥けたよねw
ただの真面目な人だと思ってたのに・・・いや〜、すごかった。
他の二人も、自分の持ち味生かしつつ、観客を芝居に引き込んでくれました。
話自体は、途中でオチがわかっちゃうんだけど、それでも泣いちゃうほど良い話で、
定番って、やっぱり良いものだから定番になるんだよね、と、再確認。
いいものはいいんじゃよ。うむ。
福島さんの脚本も期待通りで、テンポの良い会話が心地よくて・・・又見たい。と思わせてくれました。
つーか、今まで見てなかったのを非常に後悔・・・くっそぉぉ。
爆発力はないんだけど、見た後で温まる、非常に良いお芝居でした。
やっぱりこういうお話、好きだな〜。