「レベッカ」見ました
ミュージカル・サスペンス「レベッカ」を見ました。
ヒッチコックの映画にあったよぉな?
程度の知識だけで行ったのですが、
すっげー面白かったです!
うん。ちゃんとしたミステリー。
見ながら推理するタイプじゃないけどね。
でも見終わった後「そうだったのかー!」と、すっきりした気分になりました。
やっぱりミステリーのラストはすっきりしないと嫌だよね(笑)
1926年、4月。内気で平凡なイギリス人女性「わたし」は、モンテカルロの高級ホテルでイギリス貴族のマキシムと出会う。身寄りのない「わたし」と才色兼備の妻・レベッカを失ったマキシム。孤独だった2人は意気投合し、電撃結婚する。幸せな新婚旅行を終えてマキシムの屋敷のあるマンダレイに到着した2人だったが、「わたし」を待ち構えていたのは試練の毎日だった…。
海で事故死したかつての女主人・レベッカを崇拝し、彼女以外の人間をマンダレイの女主人として認めようとしない家政婦のダンヴァース夫人。身の程知らずの結婚をしてこのマンダレイの女主人が務まるのかというゴシップ好きな人々の好奇心と使用人たちの冷ややかな目。どこか様子がおかしいマキシム。やがて「わたし」はマンダレイのいたる所にレベッカの面影が色濃く残っていることを痛感し、マキシムが未だにレベッカを愛し続けていると思い悲しみにくれる。
ある日、難破船の救出作業中に、偶然事故にあったというレベッカのボートが引き上げられる。ボートの中には、すでに埋葬されたはずのレベッカの遺体があった。マキシムを気遣う「わたし」に、マキシムはレベッカの死の真相を話し始める…。
このあらすじからも分かるように、序盤は「わたし」のオンステージでした。
山口祐一郎*1が一人で物憂げに立っているポスターにつられて見に行った私にはちょっと不満でしたが*2、あらすじを読んで納得しました。
この芝居、主役「わたし」じゃん・・・
まぁ、大塚ちひろ可愛いし歌もそれなりに上手いのでいいんですけど。
でも、祐さまをだせー! 歌わせろー! 感が・・・w
結婚して屋敷に戻ってからもやっぱり「わたし」視点で話は進み・・・まぁ、それは最後まで続くんですが、話が面白くなかったら、ぶーたれてただろうなー。やっぱり話が面白い舞台は良いですな。
祐さまは相変わらず格好良かったです。
つーか、声がいいですよね〜(うっとり)
なんだろう、あの揺れる歌声・・・つい聞きほれてしまって歌詞聞き忘れて「げ、今なんつった!?」と焦ること多数(苦笑)。重要な情報は歌に入れないでいただきたいw
立ち居振る舞いも格好良いし・・・でも、期待したほど歌ってなかったのが超残念・・・あのチラシ、ちょっと詐欺だと思うに一票・・・(涙)
ダンヴァース夫人が怖かったです*3。
高島兄、よく結婚したなぁ・・・とかつい思ってしまうほど怖かったです。
カーテンコールでニコニコしているのを見て、やっとほっとしましたが、エンディングで見せた笑顔は夢に見るかと思ったほど怖かった・・・(ガクブル)
でも、良いスパイスだったなぁ。
途中で「わたし」と「ダンヴァース夫人」が二人で歌うシーンがあるのですが、歌の中で勢力が逆転していくのが表現されていて、すごいなー。面白いなー。と
音楽も良かったですね〜。
私、台詞が歌になっているタイプのミュージカルは苦手だと思っていたのですが、これは平気でした。
つまりは、曲とか演出とかが良ければいいんだな、とw
あと、「エリザベート」を作ったコンビの作だけあって、曲とかが好みだったんだろうな〜。
おかげで帰り道、頭の中では「エリザベート」のオープニングの曲がエンドレスで・・・・レベッカの曲は忘れちゃったよw
出演者をほとんど知らずにいったので、1幕で吉野圭吾が出てきた時には素直に「おお〜♪」と喜んじゃいましたw
1幕ではほとんど出てきませんでしたが・・・(しょぼーん)
でも2幕では見せ場が!
胡散臭い小悪人役の歌のシーンが!
やっぱり胡散臭い役の吉野圭吾はいいなぁ(うっとり)
今度「エリザベート」のルキーニやってくれないかなぁ・・・似合うと思うんだけど。
「レベッカ」とは関係ないのですが、
ドアに近い中央通路のすぐ後ろの席でご飯を食べていたら*4、ドア付近に立っていた場内案内のおねーさんがちらちら見ているのですね。
何かな〜? と思っていたら、食べ終わった瞬間、すっと現れて
「よろしければ、(ゴミを)お預りして捨てておきますが?」*5
ってゴミを持ってってくれたのですよ〜。
すげービックリすると共に、すっげー感動しました。
なんて丁寧な劇場なんだ。
駅からも近いし、良い劇場だよなぁ・・・上演作品がちょっと高いのがキツいけど、それだけのクオリティは満たしてるし・・・割とここの芝居見たいの目白押し・・・(泣笑)