「ラ・カージュ・オ・フォール」見ました

t_makoto2008-12-18

 
 市村正親鹿賀丈史コンビの「ラ・カージュ・オ・フォール」見ました。
 

 所は南仏サントロペー今日も平和な一日が暮れてゆく・・・港に浮かぶ船や家々の窓に灯がともり、人気絶頂のゲイクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」のネオンサインも夜空にきらきらと輝き出す。
  このゲイクラブの経営者ジョルジュ(鹿賀)と、看板スターのザザことアルバン(市村)は20年来同棲している。ジョルジュには、最愛の息子ジャン・ミッシェル(山崎)がいる。アルバンが母親がわりとなり、手塩にかけて育てて来た。
しかし、そのジャンが、突然結婚を宣言したことからひと騒動がまきおこる。相手は、保守的で知られる政治家ダンドン議員の娘アンヌ(島谷)。彼女の両親がジョルジュに会いに来るというので、ジョルジュは、ジャンの母親を呼んでその場をとりつくろおうとする。ところが、ジャンの母親が急に来られなくなったから、さあ大変。
アルバンは、ついに女装して母親になることを決意、馴染みのジャクリーン(香寿)のお店で出会うことにしてダンドン夫妻(今井、森)の前に悠然と現れる。このアルバンの機転で、その場はひとますハッピーエンド・・・
ところが、いつもの癖で、アルバンがカツラを取ってしまったのだ!!
絶体絶命の危機!! 果たしてどうなる・・・・・・?

 
 と、まぁ、こんなストーリー。
 でね。
 どビックリしたことに、2部構成のこのお芝居、1部終わった時点でダンドン夫妻出てきませんでした(笑)
 いや〜、話が進まない、進まない。
 その分「ラ・カージュ・オ・フォール」のショーとか豪華でしたけどね。
 いや〜、ほんっとに豪華でした。
 男性の足出してのレビューって迫力がすごいね〜。
 以前宝塚BOYSで男性のレビューってのは見たけどあれは燕尾服着てたからね。
 今回は普通に(?(笑))、レオタードっぽい服着てのラインダンスはすげかった。力強いっつーか、なんつーか……。あ、あと、フレンチカンカン*1もすごかったな〜。側転とかバック転とか交えてのショー、すごかったです。これぞレビュー。これぞエンターテイメント。色っぽさは欠片もなかったけどね(笑)
 
 最後、色々あってダンドン夫妻+娘は「ラ・カージュ・オ・フォール」のショーにちょこっと出て会場から脱出、というシーンが有るのですが、そういうレビュー服を着たもりくみさん*2はすげかったっす。いや、もう、胸の谷間っつーか、揺れが! 私のすぐ脇の通路を通って退場されたのですが、胸に視線が釘付けでした。いや〜、今年最後にいいモン見させてもらったぜ!(笑)
 
 それにしても市村さんはすごかったです。
 おかまさんにしか見えないの。
 あのね。女、じゃないのよ。おかまさんなのよ。
 男っぽいシーンはないのにちゃんとおかまさんに見えて、おかまさんなりの可愛さとか切なさとかストレートに伝わりました。マジ可愛かったっす。
 そのおかまさんが、普通の男性の鹿賀さんに寄り添ってる姿は、普通の中年のゲイカップルにしか見えないんだけど、なんか、いいんだよね。こういう風になりたいなぁ、というか……い、いや、私女だから、無理なんだけどw
 
 市村さんのザザはこれがファイナルなんですってね。
 残念だなぁ。
 また数年後にこのコンビでやってくれないかな〜。
 
 

*1:って言わないっけ?

*2:森公美子