「恋愛戯曲」見ました

 鴻上尚史作・演出の「恋愛戯曲」を見ました。
 
 恋愛の女王と呼ばれた女性シナリオライターが、次回作を書くために「私と恋に落ちて!」つって、テレビプロデューサーに迫る、という話。
 
 
 んでお話は、
 
 ① 現実のシナリオライターが、テレビプロデューサー達を巻き込みながらシナリオを書いている話
 ② ①のライターが書いている、平凡な主婦とテレビプロデューサーとの恋愛話(?)
 ③ ②の主婦ライターが書いている、ゴージャスな女性シナリオライターがシナリオを書く為にテレビプロデューサーを巻き込んでいく話
 
 が、入り乱れて進むのですが、
 
 紛らわしいんじゃ・・・(涙)
 
 一応セットと衣装がちょこっと変わるのでそれで区別を付けられるのですが、
でも、「あ、この世界だとこの二人が夫婦で・・・」とか、「えーと、この世界だとさっきどこまで展開したっけ・・・」なんて考えているうちに、また世界が替わったりして*1、なんてーんだろう・・・あんまり芝居に入り込めなかった、かな。
 ところどころジーンとなる台詞はあるのですが、いつものような見終わった後の、ほんわりした感動は無かったなぁ・・・。
 
 アンジャッシュのコントが好きなので、渡部さんも楽しみにしていたのですが、なんつーか・・・いつもと一緒でしたw。友人は、心の声が聞こえてこないのが不思議だった、と言ってましたよ(笑)*2
 いや、悪くは無いんですよ。周りの人に翻弄される役なので持ち味にはぴったりだと思います。芝居が進むにつれあんまり違和感なく見れたしね。
 
 牧瀬里穂は可愛かったです。
 3種類の同じ人をきちんと演じ分けてたと思います。ガラが悪い台詞がちょっと浮いてるな〜。ってのがちょっと気になりましたが。
 でも可愛いからいいw。可愛いヒロインを堪能しました^^
 
 あぁ、安原さんは流石の安定感でしたね〜。
 ダンディもおちゃめさんも素敵でした。またテアトル・エコー見に行きたいな。
 
 終わった後で、鴻上、渡部、斉藤慶太によるトークショーがありました。毎日あるものではないらしく、今日と7日だけだそうで、ちょっとラッキー。
 司会は渡部さんで、舞台の100倍イキイキしてたのが愉快でした(笑)。
 観客からの質問を受けて、お芝居の裏話とか聞けて楽しかったです。
 欧米ではよくあるらしいんだけど、日本ではこんなん見たことないですよね。
 さすがに大きい劇場では無理でしょうけど、小劇場ではこんなのをやってくれればいいのにな〜
 

*1:結構短いシーンもあるので

*2:アンジャッシュのすれ違いネタでは、よく心の声が出てくる