「満月」見ました

 
 夫婦印プロデュース、「満月〜平成親馬鹿物語〜」を見ました。
 
 菅原大吉・竹内都子夫婦による二人芝居で、水谷龍二作演出の人情喜劇。
 駆け落ちした二人のそれぞれの親がやりあう、っていうストーリー。
 肝っ玉母さんな都子さんの関西弁にちょっとビックリしましたが、関西出身なんですね。どうりでしっくりくると思ったw
 
 菅原大吉さん、前から好きだったのです。
 むかーし、気まぐれ倶楽部の芝居で2、3回見まして、そのすっとぼけた演技が妙にツボにはまりましてねぇ。ただその当時は今ほど芝居にはまってなかったのと、出演作を調べる手段が無かったので*1、たま〜に、映画やテレビでそのお姿を見かけて、「あ、出てる!」って喜んでたくらいなんですが。
 コレ書いてるの、実は翌日なんですけど、昼ドラ*2見てたら菅原さん出てきてビックリしました。
 胡散臭い拝み屋役。すげーぴったり(笑)。また出るといいなぁw
 
 今回の芝居は、頑固親父役なので、あまりすっとぼけ演技が見られなくて残念でしたが、でも、企業戦士の悲哀とか、娘を持つ父親のおか悲しさなんかがとても胸に染みてよかったです。
 都子さんも、ほんっとに「絵に描いて額に入れて壁に飾った」ような肝っ玉母さんが本当に似合ってて。演技を初めて見たのですが、うん。良かったです。今回はあてがきだったからかもしれないですけどね、でも、違和感なくすんなり見れたので、良かったなぁ、と。
 
 話もね〜。本当に人情喜劇って感じで良かったです。
 大爆笑も号泣もないんだけど、くすっと笑ったり、ほろっと泣いたり、そんな感じのお芝居でした。
 終始言い合っていた二人が、最後並んでお酒を飲みながら満月を飲むシーン。客席には背中を見せているのですが、それがなんか新鮮で素敵でした。
 
 次もあるといいなぁ。
 

*1:ネットとかやってなかったし

*2:我輩は主婦である