「PLAYZONE2006〜Change〜」見ました。
年に一度のお楽しみ、少年隊のPLAYZONE2006〜Change〜を見ました。
舞台は、謎の人物に呼び出されたニシキオリ*1が公園*2を彷徨い、そこで謎の少年から、10年前に失敗したミッション(某研究所に忍び込んであるサンプル*3を盗み出す)を依頼される、というシーンから始まります。
話を聞いた、今では別々の道を歩んでいるメンバー達(ヒガシヤマ、ウエクサ)は初め断りますが、それぞれが10年前に死んだ仲間、アツヒロの事を思い出し、彼は何故死ななければいけなかったのか、あのサンプルはなんだったのか? 10年前の真実を明らかにするために、再び研究所へ向かう。
という、ストーリー。
公園を彷徨うシーンは、数多くのダンサー達の群舞の中を錦織さんが彷徨うという非常にシリアスなもので、「いつ崩れるんだ?*4」と、つい思ってしまう私ですら、いいなぁ、と感心する出来。
その後それぞれの回想シーンも、舞台奥に設置された大型スクリーンを使った映像とそこから役者が出てきて現実に演じる実際の演技が交錯したり、怪しげなマットサイエンティスト*5がいい感じで歌ってたり、
オープニングまでは良かったんだよなぁ・・・
そっから話がぜんっぜん進まない。
一人出てきて語って歌って、それがまず3人分。
いつもはソロなんて1曲ずつ位しかなかったと思うんだけど、今回は2曲はあったよね*6。今度のサントラは歌がいっぱいで嬉しいっすよね。
んで、やっと忍び込んだかと思うと、またなんかグダグダとやり始めて、やっとサンプルの真実が明らかに! と思ったら、
人間が入れ替わることができる画期的な装置ですって・・・( -.-)ノ⌒-~
なに、その同人誌とかで使い古されたネタ。
本気で脱力シマシタヨ、まじで。
博士は、「これで人類に大切な人材が永遠に生きていることができる!」*7とか言ってたけど・・・なんつーか、こー・・・はいはい、って感じ?
二幕で、実は博士の子供が事故で身体は生きているけれども心が死んだ状態になってしまい、その装置を使って彼の身体にアツヒロの心を入れて、その少年がニシキオリさん達に依頼をした、とか分かるんですけど、二幕ではその少年と器だけになっているはずのアツヒロが出てきて二人動いてて何がなんだか分からないし、博士がその装置を使うために使った「扇風機とかポケベルとか、使い捨てられた物」が暴走してしまった、とか言われてもやっぱりよく分からないし。第一「永遠の命を与える装置」に「使い捨てられた物」が力を貸すとは思えないんですけど・・・あー、だから暴走したの?
結局博士は暴走を止めるため、アツヒロと少年は3人を助けるためなのかなぁ? 気がついたらいなくなっていて「ちくしょう、俺達はまたアツヒロに助けられたのかー」って展開に。
もうね、わからない・・・、の一言でした。終わった後頭の中?マークでいっぱいだったしね。
話に厚みがない分、歌と踊りで水増ししているとしか思えない舞台でした。6時半開演で、20分の休憩がある二幕モノのクセに終演は9時10分だしね。てーことは、実質2時間10分だよ? だったら7時開演で休憩ナシでやれよー。どうせセット変更とかあるわけじゃないんだから。
セットが無いのは、まぁ、別にいいんですけど、だったら何でチケット代、15,000円とお高すぎるの?
舞台の周りに電光掲示番みたいなのがぐるぐるっと2重にあって、それは高そうだなぁ、と思ったんだけど、お世辞にも有効活用できてるとは思えなくて、つーか、無くてもいいでしょ、あれ。チケット代だけ先に設定してあって、お金余ったから作ったのかしらね?
天井辺りまで来る星空は良かったけどね。でも、それくらいだな、いいと思った装置。
コレを書くためにちょっと調べてみたら、
舞台も派手な演出を排除し、少年隊の原点に返った激しくも優雅なダンスが中心。
という文章を見つけました。
・・・・いや、うん、それはいいんだけど・・・だったら1万円でもいいよね? つーか、それでも高いと思うけど。
デビュー当時まで痩せたかっちゃんとか、かっちゃんとひーさまの入れ替わり演技とか、かっちゃんからかって楽しそうなひーさま、とか、それ位だったな、見てよかったと思ったの。私的には「金返せ度」高いです。一緒に行った先輩は結構楽しめた、って言ってましたけどね。
去年も「わけが分からない」内容だったけど、でも、エンターテイメント的に派手で良かったからまだ楽しめたんだけど、今年は・・・
(嘆息)
それでも来年も行っちゃうんだけどさ・・・
来年はもうちょっと楽しめるとイイナァ・・・