「開放弦」見ました

 
 パルコ・リコモーションpresents、作・倉持裕、演出・G2の「開放弦」を見ました。
 
 
 あるカップルの結婚式当日から始まるこの物語は、鴨の為に多額の借金を背負った青年が、借金返済の金を借りるために妊娠した女性と結婚した、という訳ありカップルを中心に進んでいく、ゆったりとしたラブストーリー、なのかな。一応。
 それに、彼を好きだったバンドのメンバーとか、バンドメンバーでもあり農家仲間でもある青年、とか、ついうっかり彼を車ではねてしまった夫婦とか、その奥さん(漫画家)の担当さんとかが絡んで、ゆったりと物語りは進んでました。
 G2さんの演出は、基本的にテンポが良いと思ってたけど、こういうのもイイナァ、と思わせるゆったり感でした。
いや、昨日見たのがアレだったからさ・・・。
 
 でも100%満足したかってーと、そーでもなく、
 お話が暗いってのもあるんだけど、この話のメインであるカップルの女の方、水野美紀が・・・ちょっとイマイチで・・・。
 何だろうね、つかみどころの無い女性、っていうのはいいんだけど、彼女の場合、つかみどころの無い女性を通り越して、何も考えてない女性に見えてしまったのですよねぇ・・・ラスト、彼のギターを弾くシーンは、思い出してみてもいいシーンだと思うんだけど、全然感動が無くて・・・でも、もっとこうしたらいいのにー、っていう不満が無いから、非常に微妙な気持ちになって・・・単に私がコメディ好きだからなのかな、このびみょ〜っぷりは。
 
 でも、しんみりするお話は良かったですよ。
 所々入ってたお笑いポイントもG2っぽいなぁ、って感じで。
 あ、あと、河原雅彦さんと犬山イヌコさんのご夫婦がイイ味出してました。
 この二人、やっぱり好きだなぁ(にっこり)。