「ダンス・オブ・ヴァンパイア」見ました
久々の舞台です。実に20日以上見てませんでした。びっくり。って、それが普通なんでしょうけどw
帝国劇場で東宝のミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」を見ました。
帝国劇場、山口祐一郎、市村正親、そしてこんなポスター、
こう来たらシリアスモノだと思うじゃないですか。ヴァンパイアモノだし。
で、そーゆー心構えで見ていると・・・・あれ? なんか・・・ちょっと、違う?(心の声)
ノリが非常にライトなんですよ。教授*1なんて非常にコミカルだし。
いや、でも、まだヴァンパイア様出てないし*2。出てきたら違うよ、きっと、と思いつつ見ていると、
ヴァンパイア様、蝙蝠羽をバックにクレーンに乗って登場(笑)。
ここでやっと悟りました。
あぁ、コレはコメディなのね(笑)。
面白かったですよ〜。
ヴァンパイアモノに付き物の退廃的なムードとか、お耽美とか、ほとんどなし(笑)。あー、ちょっとあったか。一族総出の舞踏会なんかはちょっとゴシック浪漫ぽかったし、伯爵様*3はいつでもヴァンパイアっぽくて素敵だった。
でも、さらって来た、つーよりは自ら城に来ちゃったヒロインを歓迎して一緒に踊るヴァンパイアーズ、教授と助手が寝ているベットの周り、つーか、ベットの上にも乗っちゃってロックに合わせて踊りまくるヴァンパイアーズ、ラストシーンなんて、新人ヴァンパイアを迎えてのヴァンパイアフラッシュダンス*4って感じで、基本的にヴァンパイアの皆さん踊りまくり(笑)。そら、ダンス・オブ・ヴァンパイアなんだから踊りまくりで正解なのかもしれないけど、でもヴァンパイアの踊りつったら社交ダンスだと思うだろー。いや、かっこ良かったからいいんですけどねw
教授が面白かったですね〜。
今までに何度か市村さんの舞台を見ましたけど、これが一番良かったな。
一応狂言回し的な役割をしているので台詞が多いんだけど、動きや喋り方歌い方がいいから全然気にならない。つーか、面白かった。上手いよな〜。とすげぇ感心しました。いや、見てるときはひたすら笑ってたんですがw
伯爵様はかっこ良かったです〜(はぁと)。
台詞よりも歌の方が多かったんじゃね? ってくらい美声を聞かせていただきました(うっとり)。
やっぱりこの方、歌声が素敵です。
立ち居振る舞いも素敵ですけどね〜。長髪でずるずるべったな服が今一番よく似合う日本人男性だと思いますw
でも、今回の舞台で一番目が釘付けになったのが、伯爵の息子、ヘルベルト。
さっき東宝のサイトで見てみたら、
クロロック伯爵の息子。居城に招かれたアルフレートに会って一目でお気に入り。
舞踏会のダンスパートナーに誘うついでにアルフレートのおしりと血を狙っている。
ヴァンパイアには珍しいホモセクシャル
どんな設定だよ(笑)。
でも、ほんとにこの設定通りの演技と動きでね〜。入浴シーンをアルフレート*5に覗かれて、そのまま彼に迫る、ってシーンがあるんですけど、もう、もう、もう、って感じ(笑)。
それ以降彼が出てきたらどんなシーンでも彼に目が奪われてしまいました。
伯爵様が朗々と歌い上げてるシーンで何故か踊り狂ってるシーンがあるんですけど、「あぁ、伯爵様が歌っていらっしゃるのに、見たいのにぃぃぃ」と思いつつ、目はしっかり息子に(笑)。
舞台が終わってからポスターで役者さんを確認してみたら、吉野圭吾さんで非常に納得。
この手のミュージカルで面白い動きをしている人がいたら、それは大抵吉野さんなんですよ(笑)。SHIROHの時もつい目がいっちゃったしな〜。次はどんな役を見せてくれるんだろう。非常に楽しみ。いや、次回は未定なんですがw
ヴァンパイアが踊り狂っているシーンを見ながら、
ついうっかりヴァンパイアの城に紛れ込んでしまったヒロインが、彼女の血を吸いたいが為にあれこれ言い寄ってくるヴァンパイアの息子達*6に勘違いして、色んな恋愛エピソードを体験しながら誰か一人に決め、エンディングで血を吸われる、っつー乙女ゲームはどうだろう? とか考えてました(笑)
勿論、伯爵様とか執事とかも相手に入れてもいいよね(笑)