「ゴルフ・ザ・ミュージカル」見ました
パルコ劇場で「ゴルフ・ザ・ミュージカル」見ました。
広告会社(?)の営業(相島一之)とその部下(堀内敬子)、クライアントの次期社長(池田成志
)、コピーライター(?)(川平慈英)とキャディー(高橋由美子)が、1ラウンド回る間に様々なことが起こる、というミュージカル。
様々なこと、といっても、宇宙人にさらわれたり原住民に襲われたりってな突拍子も無いことではなく*1、営業担当に離婚直前の奥さんから電話が入ったり、クライアントの社長の会社が実は危ないっていう電話が入ったり、コピーライターのズボンが古臭いって次期社長にからかわれたり、空振りしまくったり、っていう非常に日常的なこと。
なんだけど、面白いんだよな〜。
なんでだろう。私にゴルフ経験があるからかな?
まぁ、コメディミュージカルだったし、役者が皆芸達者だったからでもあるだろうけどね。
人工芝がだーっと敷き詰められた舞台の左右に、キーボードと、パーカッションセットがありました。
それぞれ男女一人ずつで担当してるのですが、キーボードはともかく、パーカッションセットは一人でやるのか? と驚くほどいっぱい何か置いてある。すげかったです。劇中歌の伴奏から効果音*2まで完璧対応。パーカッショニストってすげーなぁ。
今日もなるしー*3の「なにか?」は健在でした。
やっぱりなるしーには「なにか?」がないとね(笑)。
今日の役柄は、生まれながらのおぼっちゃん*4。一見やな奴なんだけど、実は面倒見の良いいい奴、という映画版ジャイアンのような役。
営業担当の部下にアプローチかけるけど、実は上司である営業担当とできていると分かると、すっと身を引くし、自分の嫌いなお父さんがはいていたズボンに似ているズボンをはいているコピーライターをからかうけど、後で二人きりの時にちゃんと謝るし。「ちゃんとごめんなさいができるガキ大将」、って感じが似合ってました。ほら、なんかあの人妙に偉そうに見えるしw
やっぱりなるしーはいいよねー。
なるしー節、って感じで何やっても同じに見えるけど(笑)、やっぱり違うよね。細かいところが。
最前列で遅刻してきたお客さんいじったり*5、志村けんのような顔芸したり、やっぱりこの人コメディで本領発揮する役者さんだと思います。いや、シリアスもいけるけどね。
12月の芝居も取れるとイイナァ。
堀内さんが、非常に可愛くて驚きました(←失礼)。
今まで見た彼女が、「12人の優しい日本人」のあまりぱっとしない女性役と、「有頂天ホテル」のギターを担いだ客室係、と、いずれも映像作品だったので、生の彼女を見たのは初めてで、その可愛さと歌の上手さに今ちょっとめろめろかも。コメディもこれでもか! って位こなしてたしね。すごい女優さんだよなぁ。可愛いのに。
相島さんのいい人役を見るのは久し振りだったので、そのあまりのいい人っぷりにちょっと感動しました。
この人初めて見た、てーか認識したのが「竜馬におまかせ」の黒駒の勝蔵さんだったので、相島さん=いい人、なのですよね〜。それ以降はあんまりいい人役見てない、っていうより悪い人嫌な人の役の方が多い気もするんですが、今日は心底いい人。どっからどーみてもいい人。優柔不断かもしれないけど頑張ってにこにこと皆を盛り上げようとする姿が涙を誘い・・・ませんがw、やっぱりこの人のいい人はいいなぁ。
高橋由美子も可愛かったですね〜。
愛想なしのキャディーを淡々と演じてました。ニコニコしたアイドル系も似合うけど、こういう表情ない系も似合いますよね。女優さんってやっぱりすげーな、と同行者と帰りがけに感心したほどすごい変わりっぷり。
逆にいつもと同じだったのが川平(笑)。
いつ見てもすがすがしいほど同じですよね〜。いや、それが持ち味だし、それ見たくての配役なんだろうけど。
こういうアメリカっぽいモノがよく似合いますよね、この人は。歌とか踊りとかギャグとか。楽しいものが見たくなったら川平が出てるものを! でいいと思うw。
あ、途中で英語べらべら喋ってるのを見て、おおー。川平が英語喋ってるー、と拍手しそうになりました(笑)
ネタがネタだからかなぁ。周囲におじさんの姿が目立ちました。それも50台とかそれ以降の。
横のおじさんは2幕開始5分で寝てたけどね。
あれなんでだろう? 協賛にゴルフ用具メーカーが入っててそっから流れた、とかなのかしら?
おじさんの拍手は大きくて舞台が盛り上がるからいいですねw