かぎばあさんと再会

 
 金曜の夜から実家にいまして、暇だったのでうちのおかーさんがバイトしている「コミュニティセンター」の図書室に行ってきました。
 
 母校の中学校の1階にいつの間にかできていた*1「コミュニティセンター」の玄関を入ると、ご自由にお持ち帰りくださいという本棚の中に「マガーク探偵団」シリーズが!
 
 うっわー。なつかしー。
 マガーク探偵団だよ!
 裏表紙の歌暗記するくらい好きだったんだよ!!*2(笑)
 もらえるもんなら持って帰って読みたーい。
 
 と、目的の図書室に入る前にトラップにはまる私(笑)。
 いや、だって本当に好きだったんだもん、これ。
 私の少年探偵団好きの原点はここなんですよ。江戸川乱歩は読んでないんで。
 手にとって中をパラパラめくり懐かしんでいる私に、図書室から出てきた母が
  
「持って帰るなら1冊10円ね」
 
 ご自由にお持ち帰りくださいじゃないんですか?w
 そういえば本の前に「図書購入費用に募金お願いします」って紙が張られた缶が置いてある。
 1冊10円なら喜んで払いますが、これ持って帰っても置く場所ないです・・・(しくり)
 せめて文庫本サイズだったらなぁ・・・
 
 図書室に入ると、教室の半分サイズの部屋の片面に本棚が並べてありましたが、イメージしていたものより少なかったです。てか、うちの本の方が多いんじゃなかろうか?(笑) まぁ、文庫本・単行本よりハードカバーが多かったのはそれっぽかったですが。
 
 「美しい国へ」の横に「ダヴィンチ・コード」がありその横に「西村京太郎ミステリー」が置いてるような、整理したくてたまらなくなる本棚*3の下段2段は児童書コーナーで、懐かしい本に再会しました。
 
 ふしぎなかぎばあさん
 
 って知ってますか?
 
 かぎっ子が鍵を無くして困っているとどこからともかく現れて、ジャラジャラと鍵がいっぱい付いている鍵束の中からその子の家の鍵にぴたっとあう鍵を取り出して開けてくれて、美味しいご飯を作ってくれて紙芝居まで見せてくれる、というスーパーおばあさんのお話。
 
 私は鍵っ子ではなかったのですが、よく鍵を無くす粗忽者だったので、そのたびに「おばーさん、来ないかなぁ」と外を眺めていたものです。ちなみに、私があまり無くすので、うちの鍵は出かける時に電気メーターの脇にフックをつけてソコにかけられることになりました(笑)。
 
 懐かしいなぁ、と思いつつ、当時は存在すら知らなかった2巻目、3巻目を読みました。
 んで、3巻目のタイトル「にせもののかぎばあさん」
 タイトルどおり、ジャラジャラ鍵束持ってるものの鍵を一発で出せなかったり、かぎばあさんはポリシーで使わないと言っていたインスタント使ってるし、雨降ってるのに洗濯物見てくれば? とか言うし、
 
 お。これのばーさん、実は泥棒? んで、本物のおばーさんが懲らしめるの?
 
 とか、ちょっとワクワクしながら読み進んでいったら、
 
 単にかぎばーさんに憧れた、世間に良い事したい暇をもてあました子供好きのばーさんでした
 
 ・・・・・あぁ、いつからこんなにすれちゃったんだろう、自分・・・(遠い目)
 
 たまには児童書を読むのもいいですよね♪

*1:在学中は養護学校が入っていた場所でした。養護学校は移転したらしい

*2:ラップ調に歌ってた恥ずかしい記憶もあるぞw

*3:が、あまりに雑然としすぎていてやめました。分類区分すらしてなかったしね