「そっとおやすみ」見ました。

 
 ダウンタウンフォーリーズ番外編 ミステリー・ミュージカル「そっとおやすみ」killing you softly*1を見ました。
 番外編、といわれても、ダウンタウンフォーリーズ自体知らなかったのですが*2、ミステリーミュージカル、ってのが心にひっかかって&3人しかいない出演者のうち二人が、吉野圭吾、島田歌穂だったので(あと一人は玉野和紀。今回初めましての人)という理由でチケットを取り、割とあまり期待しないで見に行ったのですが、
 
 大当たりでしたー!
 
 いやー、すっげー面白かったです。
 つい値段も見ずにDVDの申し込みをしてしまったくらい*3面白かった。
 7月に届くというDVDがめっさ楽しみです!
 
 

 2000年にスタートした『ダウンタウン・フォーリーズ』、2006年は、一回だけそっとおやすみして、番外編として、歌穂、玉野、吉野の3人によるミステリー・ミュージカル『そっとおやすみKilling You Softly』を公演します。
 夫婦と見知らぬ男の3人の間に起こる物語は、妻殺しの『ダイヤルMを回せ』(アルフレド・ヒッチコック)、『死の罠』(アイラ・レヴィン)風に展開するかと思えば、夫殺しの『深夜の告白』(ビリー・ワイルダー)、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(ルキノ・ヴィスコンティ)、『嘆きのテレーズ』(マルセル・カルネ)風か、はたまた夫婦で見知らぬ男をなぶる「死と処女」(アリエル・バーフマン)風に展開するか……。
 ブラックな笑いを含んだ新趣向のミステリー・ミュージカル。

 
 私、↑の作品、一個も見てませんが、全然楽しめました(笑)。
 
 お話は、西伊豆あたり*4のペンションオーナー(ミステリー好き)の小説のプロットとその奥さんの妄想が交互に繰り広げられ、可哀想な客がそれに付き合わされるっていう形式で展開。
 この妄想合戦がとっぴょーしもなさ過ぎて、「旦那を殺そうとする奥さんが保険の勧誘の人に相談し、そのまま二人はできちゃう」とか「妻の浮気相手は情熱的なイタリア人、妻もそれに合わせて熱情的なむちむちぷりんなイタリア人で・・・」とか「心臓の悪い妻を共謀して殺そうとする劇作家とその後輩で愛人の若い作家」とか、そんなのがめまぐるしくあわただしく展開される。
 え? 結局現実はどうなの?
 なんて、考えるだけ無駄(笑)
 とりあえず、目の前で展開されるシーンを楽しんでいた結果、すっげー面白かったのですよ。
 私、つねづねシナリオが駄目だと楽しめない、と思ってましたが、シナリオがない、っつーか、内容がなくてもこんなに楽しめるのですね! 目から鱗が落ちまくりでしたよ。
 生演奏+生歌+生ダンスが素晴らしかったからかな。あ、もちろん、演技も。
 終盤にあった、島田歌穂の、一人あらすじダイジェストは本当に素晴らしかったですよ。
 吉野圭吾の歌声+ダンスが見たくてDVD予約したのですが、一人あらすじダイジェストも楽しみです。ほんっとすごかった。つーか、島田歌穂すげぇ。
 
 今まで興味がなかった本来はミュージカルレビューをやっているらしい、ダウンタウン・フォーリーズですが、次回公演は是非見たいと思います。だって、歌と踊りでこんなに楽しめるなら絶対面白い公演になりますよ。
 それにしても、カールスモーキー石井橋本さとし、吉野圭吾・・・・私、馬づらが好きなのね(笑)
 

*1:ながっ

*2:チラシを見た記憶はあるんだけど、お芝居じゃないから注目してなかった

*3:本体7,000円+送料500円でした。ちなみにチケットは8,000円

*4:あたりってとこがポイントか?w でも舞台外国だと思ってたぜw