「ひーはー」見ました
「ひーはー」は、ひー(ノ)はー(ー)という発音で。ほーら、西部劇っぽい(笑)
つーわけで、公演概要Piper結成10周年記念公演「ひーはー」見てきました。
傑作ドタバタ・スリラー『スプーキー・ハウス』から3年!
天才集団Piperの10周年記念公演はなんと西部劇!
西部の街ですらない場所でガンマンですらない奴らが大決闘!
ウソがウソを生み勘違いが勘違いを呼ぶ!
争いが争いを生みバカがバカを呼ぶ!
10周年にして第6回公演という超おさぼり5人組Piperが
満を持してお届けするかつてないコメディ最高傑作!
見たらあなたもカウボーイ気分できっと叫びたくなる!
ひーはー!!
(後藤ひろひと
最近、つーか、ここ2年くらい後藤ひろひとという人がツボなんですよ。
きっかけは「ダブリンの鐘つきカビ人間」という舞台で、もちろんこの方の書かれたお芝居もネタ満載(なのにほろりもある)で好きなのですが、ご自身のしゃべり。そして動き、がもう、なんかツボで(笑)
他にも、やっぱり「ダブリンの鐘つきカビ人間」でそのしゃべり方で好きになったラーメンズ片桐とか、やっぱり
「ダブリンの鐘つきカビ人間」で好きになった山内圭哉とか、色々出ていて楽しみでした。
いや、過去形でなく。楽しかったですよ。マジで。
舞台はいきなり作者(後藤さん)が出てきてしゃべるところからスタート。
いや、その前に、声だけ良く分からない事しゃべる男がいたけど、本筋とはまったく関係ないので(ほんとに)割愛(笑)。そこで、今回の舞台は一見西部劇っぽいけど実は日本のある過疎地帯の全然客が来ない西部風レストランであること、舞台が日本なんだから出てくる銃は全部偽者だけどそれだとつまらないので一つだけ本物を混ぜて、それで撃たれたら絶対死ぬ、というルールを作ったこと、なんかを話します。
もうここからネタだよね。だっていきなり作者がしゃべるなんてないでしょ(笑)
登場人物も、レストランだったなんて知らずに住み着いていた親子*1とか、たまたまこの店を見つけてmixi仲間と西部劇ごっこをするために忍び込んだ二人組とか、近くの公民館にクロードチアリ*2を運ぶ途中で沼にはまってクロードチアリは見捨てて自分達だけ逃げてきたイベント主催者の2人組とか、謎の軍人とか、ちょっと変だけど、ぜってーいねーよ! とは強く言い切れない人達。
この、「ちょっと変だけど、ぜってーいねーよ! とは強く言い切れない」ってのがミソで、そういう設定や行動がすごいタイミングで化学反応して大爆発する、非常に考えられた手の込んだコメディ芝居でした。
でも、話は馬鹿なんだけどね(笑)
カーテンコールで「あなた達如きでこのあらすじが書けるとは思いませんが」って後藤さんが言ってたけど、その通りw。口で説明するんだって難しいですよ、この話。おなか痛くなるほど笑えました、ということしかお伝えできない。そんなシチュエーションコメディ。
めっさ面白かったですよ。
設定がほとんど同じだという、Piperの前作「スプーキー・ハウス」のDVDを買ってきたので、それも楽しみです。面白かったら布教と称して人に貸しまくろうかな(笑)