「キサラギ」見ました
面白かったぁぁぁぁぁぁ!
と、とりあえず大声で(笑)。
今年見た映画の中で・・・(つっても、10本も見てませんが)一番面白かったです! 今後も何本か見る予定があるのですが、多分これを越えるモノはないんじゃないかなぁ、ってくらい面白かった。
なんていうんだろう。日本映画の良さをぎゅぅぅぅぅっと凝縮した、ハリウッド映画ではありえない面白さでした。うん。SFXなんてないし、長編大作なんかじゃ全然ないw
でも面白かったですよ。
ちょーお勧め。
ずっと見たかったのですよ。
でも、6月公開の映画なので映画館で見るのは諦めていたのですが、まだやっているところがあると知り再熱w
レディースデーを狙っていってきました!
上映室*1が3つしかない、小さい映画館。
でもクッションとかひざ掛けのレンタルがあって、親切だなぁと・・・って、ひざ掛けレンタルって今は割りとあるのかしらね?*2
「キサラギ」が上映されていたのは80席くらいの部屋だったんだけど、ほぼ満員でした*3。上映5分くらい前に係員さんが数えた残席は5で、しかもペアなし。早めに行ってよかった〜。
でも、6月公開の映画なのに、ほぼ満員はすごいですよね〜。まぁ、80席でしかも半額デー*4だからかもしれないけどさ。
知る人ぞ知るアイドル如月ミキが自殺をして一年が経ち、一周忌追悼会に集まった5人の男たち―家元、オダユージ、スネーク、安男、イチゴ娘。ファンサイトの常連である彼らはそこで初めて顔を合わせた。それぞれオタク心を通わせながら、彼女の思い出話に花を咲かせる。誰しもが「自殺なんかする娘じゃない」と思っていた。そして誰かが「彼女は殺されたんだ」と。この発言をきっかけに、男たちの侃々諤々の推理が始まった…。
と、こういうお話。
ほとんど部屋の中で展開するので、舞台向きの話だなぁ、と思います。
まぁ、舞台だと全国の人が見られませんからね。そういう意味では映画でも正解だと思います。
最初5人が揃っていく辺りはちょっともた〜っとしてますが、揃ってから、んで、「殺されたんだ」の発言の後は、すごい勢いで話が進んでいきます。もう、テンポ早い早い。誰かの発言に触発されたまた違う誰かの発言が、新たな事実を暴いて、もう2.3分に一回「えぇぇぇ」とか「おぉぉぉ」とか思ってましたw
推理モノなので、こっちも推理しながら見るじゃないですか。
でも推理し切れなかったー。
いや、私の考えは合ってるんだけど、必ずそれを上回る事実が出てくるの。しかもちゃんとそれについても伏線張ってあるの。
見事!
の一言でした。
マジですっげー感動&感心しました。
出演者も良かったです。
前日「イケメンパラダイス」を見ていたので、最初めちゃくちゃ違和感を感じた「にこやかで人の世話する」小栗旬は、話が進んでいくうちにまったく違和感を感じなくなり・・・すごいね、小栗旬。初めてスネ役じゃない小栗旬
を見たけど、上手いなぁ、と感心しました。さすが蜷川さんに多用されてるだけあるよ!w
後やっぱり香川照之さんはさすがよねぇ。
めっさ変な役だったのにちゃんと引き締めてたよ。イチゴのカチューシャ着けて場を引き締められる人なんて、滅多にいないと思うぞ!w
あと、良い味出してたのは、塚地。
最初出てこないんだけどね*5。途中でいきなり入ってきたと思ったらいきなり渦中の人に!w まぁ、脚本のおかげもあると思うけどさ。
つーわけで、マジお勧めです。
てか、見て(笑)