「郵便配達夫の恋」見ました

　
　オセロ中島が初舞台・初主演というのが話題の「郵便配達夫の恋」見ました。
　
　１９９７年に鈴木保奈美がやった役をオセロ中島が演じたのですが・・・うーん・・・微妙でした。
　話の内容は、キャラメルボックスのお芝居からファンタジー分を抜いた感じのほのぼのほんわかしんみり系のお話で良かったのですが、そういう「事件が起きない」お芝居を淡々と演じられると、ぶっちゃけ見ていてちょっと辛かった、っていうのが本音。
　初舞台なら、もうちょっと彼女にあったアクティブな役の方が良かったんじゃないかな〜。
　見ながらつい鈴木保奈美だったら・・・とか考えちゃったし。
　そんな彼女をフォローするべく配置した周りの役者が良かったから余計に、かもしれない。４人芝居だからやっぱり目立っちゃうよね。
　あー、でも、弾き語りシーンは良かった。シーン、つーか、歌が。
　ただギターがおぼついてなかったので、音だけ流して弾く真似でも良かったんじゃね？　って思いました。なんか歌が勿体無かったｗ
　まぁ、嫌いじゃないんで、また舞台出るようなら見たい、かな。
　　
　辰巳琢郎の舞台を初めて見たのですが、さすがですね。つーか、当然か。「そとばこまち」の元座長だもんね。
　昔話として自分の過去の恋バナを話すシーンは、しんみりして泣けてきました。
　叶わぬ恋と知りながら相手の為に尽くすっていいよね。
　淡々と語ってるのがすごい良かったです。
　
　淡々とした辰巳琢郎と対極にいたのが西川浩幸。やっぱいいね、西川さんは。あの「ニカー」っとした笑顔が大好きだｗ
　西川ワールド全開の演技じゃなかったけど、でもこの舞台で唯一のおちゃめさんだったので出てくるのを心待ちにしてました。つーか、割と西川さん目当てで行ったようなもんだしｗ
　
　逆木圭一郎って人を初めて舞台で認識したんだけど、いいですね。味があって。
　新感線の人だから何度か見てるはずなんだけど、今まではまったく印象になくて・・・あそこは他が強烈だからなぁ（苦笑）。
　やっぱり西川さんとのからみが好きでしたｗ
　あー、でも、中島との、孫とおじいちゃん会話も良かったな。なんか、ほのぼのとしてて。
　今度新感線見に行く時には注目してみよう。
　
　大きな事件もおきなくて、淡々と、でも優しくゆったりと心情を描いていくこのお話、好きだったけど、一つ、コレだけは変えた方が・・・って思ったのが、主人公の恋人の名前。
　フジイタカシ、は無いと思うよ。
　１０年前はまだ藤井隆はブレイク前だったんだろうか？
　大勢に影響ないんだから、変えた方が良かったんじゃないかなー。２，３回しか出なかったけど、出るたびに藤井隆と漢字変換しちゃったもん。
　脚本書かれた方が亡くなってるから、変えられなかったのな。