「LOVE LETTERS」見ました
ずっと見たかった「LOVE LETTERS」をやっと見ました。
舞台にはテーブルと二脚の椅子。
並んで座った男優と女優が、手にした台本を読み上げるだけの2時間。
同じ組み合わせの役者さんは1日しかなくて*1、公演があるたび発表されるカップルを、ふ〜ん、と思いつつ見ていたのですが、どうもピンとくる組み合わせがなくて。
「寺脇康文、戸田恵子」組は見たくて朝からぴあに並んだのですが、5分とかからずSold Outで諦めて以来、やっと見たい組が(つーか、人が)でました。
三谷幸喜 * 八木亜希子
二人とも役者じゃないよ!(笑)
まぁ、八木さんはアナウンサーだから喋り慣れてるとして、三谷幸喜は・・・まぁ、昔自分の劇団で役者やってたけど、「犬神家の一族」出てたけど、自分の芝居の本読みのときまず最初に自分で読むらしいけど・・・どうなんだろう?
と、好奇心だけでプレオーダーを申し込んだのですが、チケットは取れず。
・・・世には物好きって多いんだなぁ(←お前もな)
と思って半ば諦めていたのですが、パルコ会員になっている相方が前々日にチケットを発見しまして*2、無事見られました。
よかった。テニプリ100曲マラソンに行かなくて(笑)*3
幼馴染みのアンディとメリッサ。自由奔放で感覚人間のメリッサ。
真面目でいつも何かを書いているアンディ。思春期を迎えて彼らは一番近い異性としてお互い十分相手を意識しはじめる。しかし、ついに決定的に結ばれるチャンスを迎えた夜、二人は友だち以上にはなれない自分たちを発見する。大学を出た二人はそれぞれ結婚し、まったく別の道を歩き始める。海軍を経て法曹界に入り上院議員まで登りつめるアンディ。アートの道に進んだものの行き詰まって精神的破綻をきたすメリッサ。久しぶりに再会した二人は別々に過ごした日々を取り戻すかのように、お互いを激しく求めあう。
しかし結ばれるには、それは余りにも遅すぎた。
えー。
こういうお話です(笑)
てか、いいのか? 公式サイトで全部言っちゃって。
まぁ、ストーリーでひっぱる舞台じゃないからいいのか。
最初にも書きましたが、アンディとメリッサの二人がお互いに向けた手紙を読みあう舞台です。
それ以外の台詞も動きもまったくなし。
面白いな〜、と、素直に思いました。
ただ、10代前半くらい? の手紙から始まるので、文章が稚拙で・・・当然なんだけど、結構しんどかったです。
その辺は役者じゃないコンビだからなのかなぁ。
相方だけでなく、反対側に座ってらっしゃったおにーさんも寝てましたw*4
でも、手紙だけで二人の間に何が起こったのかを分からせるのはすごいなぁ、と素直に感心したし、手紙だから彼らが思った事が素直に表現されていて・・・うん。まぁ、面白かった。
ただ、翻訳モノなので、二人の生活環境などがイマイチ分からなくて・・・風習、とか言われてもわかんないしー。*5
途中15分休憩を入れた約2時間の舞台なのですが、二人が大人になった後半以降はすごく面白かったです。
なんていうんだろう。
恋愛って、どっちが優位に立ってるか、ってのがあるじゃないですか。まぁ、恋愛に限らずですが。
それが入れ替わるのが見て取れて面白かったです。
あと最後の方はやっぱりクライマックスらしく盛り上がって、不覚にも泣きましたw
三谷幸喜殴りたくなったもん(笑)(←役者さんは関係ないから)
今度は普通に役者さん同志の舞台が見たいかな〜。
まぁ、相方は懲りたらしいので、相方が「おお!」と思うようなカップルじゃないとなかなか見に行けないと思いますがw