「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」見ました

 
 初演の時には一部出演者*1にまったく期待が持てなかったので見送ったのですが、その辺が変更されていたので見てきました。
 
 面白かったです!!!
 初演バージョン見なかったのを(ちょっと)後悔したくらい面白かったです!

 
 特に初演ではきっとハセキョーがやったであろう看護婦さんがすっごく良くて、今では逆に初演バージョンが見たいです。どんだけ違うんだろう、とw
 新妻聖子さんが演じられたのですが、今まで可愛い新妻聖子さんしか見たことなかったので、最初分からなかったです。でも、さすがだよね〜、つーか、良かった。「北斗の拳を読んで来い!」のシーンで感動しました。カッコ可愛いっていいですね〜。
 
 それにしても、後藤ひろひとすごいですね。
「ひーはー」みたいなはちゃめちゃなの書いてる人が、どーしてこんなに面白くて泣ける話を書けるんだろう。
 今の所、後藤ひろひとに外れなしです。打率10割です。
 今後は誰が出ていようと「後藤ひろひと作」は全部見ようと決意。
 つーわけで、7月の後半に一本あるんだけど、一緒に行ってくれる人募集中*2
 多分面白いと思う、きっと・・・うーん・・・多分きっと(苦笑)*3
 誰か行きませんかー?w
 
 
 話は後藤版「クリスマスキャロル」って感じの、性格の悪いじーさん*4が、ある子供とのふれあいで人の心を取りもどす、というまぁ、ぶっちゃけありがちな話なんですが、関わる周りの人とか、エピソードとかがはっちゃけてるのが、さすがは後藤版って感じ。
 保険料高くふんだくる為だけに入院してる噂好きの主婦とか、ピストルで撃たれて入院してる小さきモノ好きのヤクザとか、消防車に轢かれた消防士とか、いないだろう、と思うけど、いねーよ! って強く言えない辺りのチョイスが後藤さんらしい。
 んで、この辺の人も単なる脇役じゃなくて、重要な役割を持ってるんですよねー。この辺いつも感心する。
 逆裁の証拠品じゃないけど、無駄なモンがないって素晴らしいよね。
 後圧巻だったのが、後半でじーさんが少女の為に病院の皆を巻き込んで演じた「ガマ王子vsザリガニ魔人」の劇。
 話のもう一つの筋に「可愛いで売って来たのに大きく成長しちゃって悩んだ挙句に自殺未遂を繰り返している元子役が立ち直る」って言うのがあるのですが、その子役がザリガニ魔人という素晴らしい役で出ていて、
 どー素晴らしいのかは見て感動して欲しいので書きませんが、ザリガニ魔人様が登場したとき、私、たっぷり30秒は見とれました。
 2列目という素晴らしい席で、しかも登場シーンの目の前に座っていたので、ほんっとにインパクト強くて・・・あれだけ舞台の人に見惚れたのは、後にも先にも「皇后になることを決意して舞台に現れたエリザベート」ぐらいだ、ってくらい見惚れました。
 いや〜、感動した。
 つーか、すごかった。ザリガニ魔人。
Studio Life」、すげぇ、って思ったw*5
 
 この舞台、秋に映画版「パコと魔法の絵本」が上映されるそうです。
 配役はガラッと変わっていて、同じなのはヤクザ役の山内さんだけらしいんだけど、さすが映画版ってくらい豪華な配役が楽しみです。
 特に、今回岡田さんがやられていた医者は、ほんわかした雰囲気とかが好きだったので、それを上川がやるっていうのは、ほんっとに楽しみ。
 
 あと、後藤ひろひとの5月の新作も楽しみw
 

*1:ぶっちゃけハセキョー

*2:いつも一緒に行く相方がその時期付き合ってくれないもので

*3:書き下ろしな上、見たことない劇団+知ってる役者さん一人なので、イマイチ強く主張できないw

*4:このじーさんが、ほんっとに憎らしいんだ。吉田鋼太郎さん、さすがです

*5:今回キャスト変更で「Studio Life」の笠原浩夫さんが演じられたのです