「Signal〜三心三色〜」見ました
WAKUプロデュースさんによる「Signal〜三心三色〜」を見ました。
とあるロボット販売店の
・恋愛ロボット
・おかーちゃんロボット
・人の心が読めるロボット
という3体のロボットにまつわるオムニバス形式のお話で、
全部号泣しました。
ほんとに、ダダ泣き。
全てTARAKOさん作なんだけど、どーしてこんなに素敵なお話が書けるんだろう。ほんとに、すっげー良かったです。
・恋愛ロボットの話
存在意義通り、ご主人様のことを好き好きになる為、その愛が重すぎて返品され続けてしまったロボットのお話。
返品されるたびにリセットされるはずなのに、実は全てのご主人様のことを覚えていて、
壊されてしまった時には、心臓部分がぼろぼろになっていた彼女の切なさに、号泣しました。
彼女が人間だったら、誠実に対応されるなり、冷たく突き放されるなり、何らかのリアクションをされて別れるだろうに、そして相手の心にはなんらかが残るはずだろうに*1、ロボットだったばっかりに、簡単に「返品」されてしまう彼女が可哀想で、可哀想で・・・。
「人間に近づけば近づくほど気味悪がられるって、おかしいよね」*2
という台詞、良かったなぁ。
って、あ、これ書いてるだけで涙が・・・(ほんとに、ババァは涙もろくて困る・・・)
短めのお話だったのに、コンパクトに言いたいことが詰まっていて、とても好きでした。
やっぱりだらだら長いよりは、すぱっと短い方が好きだなw
・おかーちゃんロボットの話
メイドロボットを所望した男性のところに、売り切れていたメイドロボットの代わりにメイド服を着せられて連れて行かれた、ずーっと売れ残っていたおかーちゃんロボットのお話。
おかーちゃんから子供に注がれる無償の愛、と、持ち主に注がれるロボットの無償の愛、が重なって、その辺に泣いたのかなぁ?
何で泣いたのかよく分からないんだけど、良かった。
おかーちゃんロボットやってるTARAKOさんの演技が好きだ、ってのもあるのかもしれないけど。
最初は反発していた、木原実さん*3演じる買い主が、水に濡れたおかーちゃんロボット*4の心配をする所で号泣。って、あれ? ロボットからの愛じゃない? いやいや、ロボットからの愛があったからそこにつながったんだよ、きっと。
笑えて泣けて、最後はハッピーエンドで、典型的に私の大好きなお話でした。
・人のココロが読めるロボットの話
この子だけは販売されずに、会社の人に連れて行かれて警察とかで協力してました。
人の心が読めるロボットなんて、悪用されたら大変だもんね。
あえて心を作られなかったこの子に、担当者さんが優しくしていたら、ちょっとずつ感情らしきものが芽生えてしまって、その担当者さんの為に、隠し事なんて自分に負担がかかる行動をした結果、壊れてしまった彼女。
Nちゃんに見せてあげたかったなぁ、とすっげー思うほど、とっても正統派にロボットと人間の交流話でした。
純粋に誰かの為に頑張るお話はやっぱり良いですね。これぞロボットモノの醍醐味ですよ!
最後はちゃんとハッピーエンドになってて、そこも良かったなぁ、と。
この話は、自分の恋人を殺そうとした女と、その恋人をひき逃げした男と、女の妹による騙しあいがメインで*5、それにもちょっとほろりとしました。騙しあいなんだけど全然嫌な気分にならないんだよね。ほんとに優しいお話でした。
3つのお話の間を、その会社の人達のエピソードでつなぐんだけど、
社長が良かった!
四大海さん、めっちゃいい味出してた!
それと、3番目のお話の、ひき逃げした男役の鹿島良太さんもなんか好きだったなぁ。この人どっかで見た気がするんだけど、思い出せない・・・
とりあえず、今後この二人の名前を忘れないように、ブログに書いてみました♪