「昭和島ウォーカー」見ました

 
 ヨーロッパ企画上田誠
 
 前々から見たいな〜と思っていた名前で、
 今回PARCOプロデュースでいのっち主演の舞台があったので見に行ってきました。
 
 井ノ原快彦 / 京野ことみ / 松本まりか / 粟根まこと / 福田転球 / 中山祐一朗
 という豪華出演陣
 だけどチラシのデザインがイマイチ好みじゃなかったので、あんまり期待してなかったのですが*1
 
 面白かったー!!!!
 
 ↑のメインの方達だけじゃなく、周囲の方達にもちゃんと個性があって、それぞれがちゃんと動いていて、全員が頑張る、というとても好きなタイプのお芝居でした。
 

 人口が増え、さらに工業化が進んだ近未来、うらぶれた町工場「アサヒロボット」の作業場。 工場長(中山祐一朗)や元ヤン女工アカネ(京野ことみ)、男性工員ゲン(福田転球)をはじめ、工員達(ヨーロッパ企画メンバー)は皆一様にやる気のない仕事ぶり。新コンセプトのロボット開発中に先代の社長が謎の自殺を遂げて以来、同志だったマネージャー(粟根まこと)は酒浸りの日々。そこへ父親と違い、機械にはめっぽう弱い先代社長の息子・二代目のコテツ(井ノ原快彦)が工場へと舞い戻ってきた。二代目は工場のラインを壊すなど失敗ばかりだが、これを発端に工場が改善され工員達は覇気を取り戻していく。その一方で、若い工員が実は新しいロボットを開発したがっていることや、若い女工ハナ(松本まりか)がアサヒロボットに対してひそかに情熱を抱いていること、アカネが昔アサヒロボットの2足歩行自動販売機に助けられたこと、などが明らかになってくる。二代目は懸命に工員達を説得。「こんなときこそ僕らにしかできない仕事をしましょう!僕らで新しいロボットを開発しましょうよ!」。二代目とハナのはかない恋や、先代社長の自殺の謎も絡めつつ、果たしてアサヒロボットは再起を果たすことができるのか!?

 
 2足歩行自動販売機ってのがまず好きだ!(笑)
 それだけじゃなく、色々ネタ満載のお芝居で、つーか、(以下ネタバレなので一応行を下げます)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 「これから開発しようと盛り上がったヒューマノイドの開発に、実はすでに成功していて、実は工員に紛れ込んでいた」
 ってのは分からなかったわー!
 しかも一番意外そうな人だったので二度ビックリ。
 場内からもえぇぇぇぇぇ!? って声が上がってました(笑)
 
 この時代にはロボット三原則*2が法律化されていて、それでロボットは歩いてはいけない事になってしまったんだけど*3
 
 人間だって人間を傷つけるじゃん。
 自分ができないことをロボットに押し付けるなよ。
 
 ってな台詞にちょっと心動かされました。
 そうだよねー。
 でもこの辺の葛藤がドラマを生むんだよねー。
 やっぱりロボットモノっていいよねw
 
 つーわけで、本当に面白かったです。
 ヨーロッパ企画の次の舞台は残念ながら関西だけらしいので*4、来年こちらに来る舞台を見に行く予定。楽しみだなぁ♪
 
 

*1:チラシの印象って、割と重要で、好きじゃないな〜というデザインの舞台は大抵駄目だったりします

*2:1、ロボットは人を傷つけてはいけない 2、ロボットは命令に絶対服従 3、1と2に反しない程度に自分を守らなければいけない

*3:ぶつかると危ない、って事らしい

*4:カウントダウン公演だから、無理w