「かりんとう」見ました
劇団K−Showの「かりんとう」を見ました。
イマイチぱっとしない漫画家金平徹の日常と、彼が書くファンタジーマンガが平行していくお話。
どこかで見たこともあるネタですが、切り替えがすぱっとタイミングよく行われていたのでストレスなく見られました。マンガ世界は一段高いところで行われていたからわかりやすかったしね。あんまり幅広くなかっただろうから演者さんは大変だったろうなぁ。
平行した世界が平行したまま終わるわけもなく、
どこですれ違うのかなぁ。と楽しみにしていたら、周囲に気を使ってあまり自分の本音をさらけ出せない金平徹先生が、アシスタントに本音を語る時に自分の描いた勇者キャラの言葉を借りるって所でシンクロ始めました。
自分が描いた台詞と本音がいい感じでシンクロしていて面白かったなぁ。
金平徹先生の台詞がね、いい感じで胸に響くわけですよ。
読者や編集者に気を使う前に、まずは自分が楽しめるものを描かなきゃ!とか。
ですよね〜。プレイヤーの好みを考える前に、まず自分が好きなモノを考えた方がいいですよね〜(笑)
クライマックスの戦闘、
金平徹先生御一行と変身した魔王の戦闘は、文句なく楽しかったです。
金平徹先生御一行がどんな小細工しても、魔王は一言ではじく! すげかった。面白かった。
面白かったと言えば、途中で入ったアシスタントの娘さんが描いた少女マンガの実写版が面白かったです。
いや、面白いじゃない。痛面白かった(笑)
全寮制の男子校にもぐりこんだ女の子と、それを見破った生徒会長の会話(当然女の子の思い人)
痛かった。痛すぎた。でも面白かった。
お客さんは女の子が多いんだけど、概ねウケてました。うん、一部の女の子にはウケるよ、あれ。
って、良い事ばっかり書いてますが、
役者さんたちの演技力にちょっと難あり。
なんつーか……昔懐かし高校生演劇を見ている気分? 精一杯一生懸命やってるな〜ってゆーのがひしひしと伝わってくる、っていえばいいのか?
一生懸命やるのは当然なんだけど、それが一番伝わっちゃうってのは問題だよね〜。
あと、この劇団見るの3回目なんですけど、3回も見てるのに、まだ女の子達の区別があんまり付かない……。
1人美人系で毛色が違う人がいるので彼女だけは分かるんだけど、あとは区別が付かない。
まぁ、最近の若いジャニーズも区別付かないから、年取った証拠、なのかな(苦笑)