「はじめての食卓」見ました

 
 むーとぴあvol.2「はじめての食卓」見ました。
 
 こないだが帝国劇場で、今日が下北沢駅前劇場
 どんだけ真逆なんだ!(笑)
 でもとても良い舞台でしたよ。お正月から心がほっこりする、本当に良い舞台。
 派手な演出とか、事件らしい事件とかなくてもこんなに良い舞台って出来るんだな〜と、心の底から拍手しました。
 最後の最後のすごいサプライズも良かった!
 いや〜、あれは思いつかなかった。思いついた作者さん、すげぇ。そして役者さんもすげぇ。その前のシーンで流してた涙が文字通り引っ込みました(笑)
 
 ある普通の家族にお嫁さんが嫁いでくる所から始まって、その家の食卓を中心に日常がのワンシーンワンシーンが繰り広げられていくお話で、
 本当に事件起きないんですよ。
 結婚して初の旦那さんの誕生日にカレーを作ったら二人分(男性なら一人分)になっちゃって、他は出前のおすしを食べる中、旦那だけがカレー(しかもまずい)を食べる、とか、
 お嫁さんがつわりで苦しんでるのを心配しつつ、お姑さんがバザー用のクッキーを焼いている、とか、
 旦那の妹がベトナムに転勤になって、夜中にその話をしながらお姑さんが作ってくれたラーメンを3人で食べる、とか、
 年を重ねる毎に、家族が増えていって、そして減って、というのをゆったり優しく描いていて、なんつーか……サザエさん? あんな感じ。
 
 タッキーといい、これといい、今年の演劇スタートはとても当たりだなぁ。
 良い年になりそう。うむ。