『花緑落語2010〜宮部みゆき「我らが隣人の犯罪」より〜』に行って来ました

 
 そろそろ「落語」というカテゴリーを作ったほうがいいだろうか?(笑)
 つーわけで、花緑落語を見てきました。
 落語で宮部みゆきってどうやるんだろう? と思っていたのですが、しっかり落語、というよりは、一人芝居っぽかったです。
 
 赤坂RED/THEATERという劇場、
 駅から近いし、新しいからキレイだし、こじんまりしてるしで中々お気に入りの劇場なのですが、
 今日はあんまり入ってなくて寂しかったなぁ(笑)
 後ろ5列くらいガラーンとしていて、私、2列目のサイド席だったのですが、私の横の、センター席の端が3つほど開いていて、それ以外もポツポツ空席があったりして、やりづらかっただろうなぁ、と思います。
 落語って、ほんとに演者と客席が作り上げるものだなぁ、と痛感しました。なんかね、やり辛そうだったw
 あーゆー時って、頑張って笑った方がいいのかしら? 他人の笑い声に誘発されて笑うって事、あるもんね。
 ただ、あからさまだと浮くよなぁ……うーむ……。
 寄席であまりお客が揃ってない状態で話すのってハートが鍛えられるんだろうな〜。
 
 お好み 休憩 「我らが隣人の犯罪」という構成。
 1本目は「初天神」でした。
 以前テレビで柳家喬太郎師匠の「初天神」を見た時も思っただけど、この話、顔芸の話ですよね(笑)
 ギャーギャー言う子供を殴りたくなるので(笑)、あんまり好きな話じゃないんですが、団子の蜜をなめる親父の顔とか、徐々に要求がエスカレートする子供の顔とか面白かったです。2列目だから良く見えたしねw
 他の話だと、噺家さんによってオチが変わることもあると思うんだけど、「初天神」のオチってあれ以外になんかあるんだろうか? 
 
 で、「我らが隣人の犯罪」
 白いソファーに座って、スーツで演じる、という落語らしくない演目。
 それもあるし、台本が真柴あずきさんだからもあると思うんだけど、ほんとに落語というよりは一人芝居のようでした*1
 話し方は落語っぽかったですけどね(←だから落語なんだって)
 あえて原作読まないで行ったのですが、内容はよく分かりました。説明台詞も結構あったしね。それをネタにしてるあたりはさすがだなぁ、と感心。
 面白かったですよ。
 最初に落語で見たからか、お芝居よりも落語の方が向いてる話だなぁ、と思ったし。
 オチは、落語オリジナルなのかな? 今度読んで確かめてみよう。
 

*1:後ろのおねーさんも同じこと言ってましたw