「魔界転生」見ました

 
 ヘロヘロQカムパニーの「魔界転生」見ました。
 
 女神は「てんせい」で魔界は「てんしょう」なんだね、とは相方談。
 確かに(笑)
 どっちで読むのかなぁ? と思っていたら、劇中で「てんしょう」「てんしょう」連呼してくれるので覚えましたw。
 
 長くなりそうなので隠します。
 
 
 前から見たい見たいと思っていた作品で、今回やっと見られました。舞台でしたが。
 見て初めて知ったんですが、主役は柳生先生なんですねw いや〜、ずっと天草四郎だと思ってたよ!(笑)*1
 で、その柳生先生に関智一天草四郎浪川大輔
 天草四郎良かったですよ〜。
 登場は花道脇のせり上がりから。ここで何故かまばらな笑いがw*2
 登場時の良い(笑)四郎と、甦ってからの悪い(笑)四郎の差が分かりやすくて良かったです。ちょっと高めの声の良い四郎好きだったけどな〜。話考えれば当然なんだけど、すぐ悪くなっちゃって、ちょっと残念w
 四郎ではもう一個笑いが起こったシーンがあって、黒子さん3人に掲げられて飛んで登場、そのまま揺られながら誰か*3と会話ってシーンで、じわじわーっと笑いが広まっていったのが面白かったです。飛ぶのは登場だけにして会話は降ろしてもらってからすればまだ笑いも起こらなかったと思うんだけどねー、演出家の意図は分かるんだけど、揺れながら、というよりも黒子さんに揺られながら、しかも目線は相手と同じってのが面白すぎて、私も笑っちゃいましたw
 
 あ、でも、四郎良かったですよー。
 例の南蛮風の衣装もお似合いで、妖しい演技もお見事でした。ますます浪川さんのファンになりました。
 
 で、こっちが私的メイン(笑)、置鮎さん。
 田宮坊太郎って・・・誰? って感じなんですが、とりあえず強い人、という認識で見てました。多分間違ってないと思う。うん(笑)
 生前は病床白装束で、転生してからはパンクロッカーのような爆発系長髪で、髪の毛重くないかなぁ? ってくらいぐるぐる首を回してらっしゃいました。うん。悪役演技がノリノリで楽しそうだった。めっちゃイキイキしてた。これ見られただけでも行って良かったって思ったw。
 唯一、「首を回す演技+ちゃらい悪役演技=チンピラ」って感じになっちゃったのがちょっと残念だった気もする気もするけど、4人いた転生衆の中で2番目に死んじゃったんだから、それもあながち間違いじゃないの、かもw
 カーテンコール時、明るい照明の下で見てみたら、置鮎さんってば、白塗りに口真っ赤で、Qちゃんかよっ! と、心の中で大爆笑。色々試行錯誤したんだろうなぁ。パンフレット*4写真はその姿じゃなくて良かったw
 
 荒木又右衛門役の小西さんは格好良かったですねー。
 堂々とした悪役。役も演技も格好良かった。クララが介入したからなんだろうけど、死ぬシーンがなかったのが非常に(×5)残念でした。こういう話じゃ死ぬシーンが重要だろうになぁ。残念(×10)。
 
 柳生先生も飄々っぷりが良かったですよー。
 マイ柳生像がある人にはNGだったかもしれないけど、私は好きだったなぁ。
 しばらくは私の中の柳生先生は関智だと思います。その内佐藤浩市辺りに上書きされそうですがw
 関智さんといえば、演出も良かったですよ。あ、もちろん、脚本も普通に良かったのですが、回り舞台を駆使して暗転をあまりやらずに分かりやすくシーン転換してたし、歌舞伎っぽい演出もちらほら。この辺は前進座さんの協力もあったんだと思いますが。荒木又右衛門が操る血の忍法演出がめちゃくちゃ気に入りました。あれは可愛いw
 
 ヘロQの公式サイトで上演時間は2時間40分とあり、だったら18時スタートも仕方ないのかなぁ、と思っていたのですが*5、終わって、パンフとか買って外にでたら、21時半近かったです・・・・・・なじぇ? 2時間40分どころじゃないぞ?(笑)
 でも、あんまり長さは感じなかったなぁ。全編のめりこんで見れる見所だったからでしょうね。一昨日みた「ベッジ・・・」よりは短く感じられました。まぁ、おしりはちょっと痛かったですけどねw
 
 
 舞台版を見てからますます映画版を見たくなりまして、色々調べたら、どれを見ようか迷うような情報がたくさんありました(ウィキペディアさん情報)。
 
沢田研二でお馴染みの最初の映画版の監督は深作欣二監督で、ラストの炎の中での決闘は、コンピュータグラフィックスによる合成ではなく実際にセットそのものを燃やして、その中で演じられた時代劇屈指の名シーンである、とか
窪塚洋介でお馴染みの映画版の柳生先生は佐藤浩市、宝蔵院胤瞬は古田新太、荒木又右衛門は加藤雅也、とか(←私にとってキャストはかなり重要)
・G2作・演出の舞台版の天草四郎成宮寛貴、とか(←大好きなんです)
・へ〜、そんなんあったんだ、のアニメ版の天草四郎は置鮎さん、しかも田宮坊太郎が塩沢兼人、荒木又右衛門が若本規夫、とか。
 
 まぁ、とりあえずは原作読もうかなw

*1:ウィキペディアさんによれば、実は原作では天草四郎は転生衆の一人に過ぎないとか。更にビックリ

*2:浪川ファン的に何かネタがあるのか、単にせり上がりが珍しいからかは不明

*3:誰だったか度忘れ。柳生先生ではなかったと思う。幕府の誰かかお殿様?

*4:珍しく購入しました

*5:会場が吉祥寺駅から徒歩12分の劇場、ってかなりきついです。マジで。