「叢雲-MURAKUMO-」見ました 

 戦国ブログ型朗読劇「SAMURAI.com 叢雲-MURAKUMO-」見ました。つーか、聞きました。
 

 人気実力派声優「中村悠一杉田智和、市瀬秀和、松岡禎丞安元洋貴」5名の競演による
「もしも、戦国時代にブログ文化があったら?」というテーマの元に展開される新感覚戦国ブログ型朗読劇!
 
 時は戦国…各地で武将たちは『ブログ』を『武器』に日夜戦いに明け暮れていた。
 …が、実は『ブログ』を綴っているのは、主君想いの祐筆(ゴーストライター)たち。

 
 はい。出演者目的です(笑)。
 どう考えても会場は女性でいっぱいだろうから、今回は旦那は誘わず一人で行きました。さすがに可哀想だしさw
 会場はぱっと見た感じ99%女性。ほ〜ら、やっぱり(笑)。ぽちっぽちっとはいたけどね。男性。
 ロビーには出演者へのプレゼントを入れる箱が置いてあって、ちょっとびっくり。いや、普通の芝居では見ないからさ*1
 人気声優さんってすごいなぁ、と、妙なところで感心。
 舞台が始まりまずはWASABIさんによる演奏があって、松岡、市瀬、安元、と、出演者が出てきて、後二人、と思っていたら、下からポーズを付けた中村、杉田両名がせりあがってきて、吹き出しそうになってこらえる私*2
 人気声優さんって(略)(笑)
 
 で、中身*3
 
 戦国時代に存在したオーパーツにより、ブログという新たな戦の手段を手に入れた戦国武将たち。
 森蘭丸(松岡)は信長様の、石田光成と大谷吉継は秀吉様の、片倉小十郎(安元)は政宗様の、直江兼続(市瀬)は景勝様のブログを担当し、ネタに困りながらもせっせと更新していた。
 ってゆー内容なんですが、
 あんまりブログ色は感じられなかったなぁ。
 最初の方は「合戦なう」とか「信長様ブログのコメント欄が炎上」とか、そーゆーネタはあったけど、なんせ登場人物が話をしてるだけだからか、あまりPCを介している感がしなかったです*4
 ブログ型朗読劇ってゆーから、舞台の後方にでっかいモニターを置いてそこに文字が表示されるのかなぁ、と勝手に想像していたのですが*5そーゆーのはなく各家紋の旗印と格子が飾られたシンプルな背景で、本当に声優さんの声だけで表現されてたので(カタカタというキーボード音のSEはあったけど)そう思ったのかも? あと、「合戦なう」はツイッターっぽいし、リアル会話はチャットだよね。細かい事言うようだけど(笑)。あ、チャットから落ちる時の「落ちまする」ってセリフはツボでした。今度使おうかな〜、と思ったけど、FFやってないから使うところないや(笑)
 家康殿は当たり障りなく安定感ある内容の食べログばかり更新していて読者をキープしている、っていうネタは面白かったなw
 
 お話は、というと、
 うーんと・・・光成と吉継の友情物語、かな? 信長さん家とか秀吉さん家とかで問題が起こって二人が何とかしてるのを片倉、直江が周りで見て会話してるって感じ。「天地人」で光成と無二の親友っぽかった兼続は「体面上仲良くしてるだけ」っぽい発言してましたよw
 第1部は信長様の台頭から本能寺まで。第2部は秀吉崩御から関ヶ原まで。という2部構成。
 2部では光秀の許可がないと勝手にブログ更新できないって事態になってたからブログネタあまりありませんでした。タイトルに偽りありですよ(笑)
 
 って、ここまでマイナスっぽい事ばっかり書いてましたが、そーゆーの差っ引いても、
 面白かったです!
 
 いや〜、戦国時代ってどこを取っても萌えの宝庫だよね!(褒めてます)
天地人」の兼続と光秀も好きだったけど、この舞台の光秀と吉継もすげーーーーーー良かった! 吉継が超恰好良かったですよ!!
 普段から光秀を支えてるっぽい関係で、秀吉の死後の光秀を案じているシーンも良かったけど、圧巻はやっぱり関ヶ原
 小早川の軍を自軍だけで押し戻してるのが彼の台詞だけで目に見えるようにわかるんですよ。しかも恰好良くて泣ける! つーか、泣いた!! 周りでもぐすぐすいう音が聞こえたから私だけではないはず。
 しかもその後、光秀の逃走先で農民とかが彼を匿うシーンもすごく良くて、更に泣き! どこまで泣かせる気だよ!(笑)
 声優さん、マジすげぇ。素晴らしい脚本とか演奏との三位一体。朗読だけでもこんだけ感動できるんだなぁ、という良い見本でした。
 
 えー、私のお目当ての安元さんはその役柄故、クライマックスは完全に蚊帳の外だったわけですが・・・orz(笑)
 いいんだ。私的戦国最強萌主従、片倉小十郎だったもん。政宗への愛(笑)も見れたもん。兼続とのチャットを切り上げてバカなブログを勝手に更新した政宗を怒鳴りに行くシーンでツメが手に食い込むほど萌えたもん!(笑)*6 
 まぁ、まじめな話、
 森蘭丸(亡くなってからは忠政)が状況説明的ナレーションをしてくれてたけど、あまりやりすぎると興ざめだし、かと言って当事者の会話だけだと状況が分かりづらいので、ある程度離れたところから見てる登場人物が二人(以上)必要で、さらに主従共にある程度知名度があるって事でナイス人選だったと思います。ただもうちょっと出番があればもっと・・・(しくり)
 まぁ、トータルで見ても面白かったです。マジで。またこういうのあったら見たいです。是非。

 あ。不満思い出した。
 途中聞き取れない台詞がいくつかあったので、記念に台本でも買おうかな〜と休憩時間にグッズ売り場に行ったら、購入受付は開演前までとかで買えなかったんですよ!
 いや、確かに張り出されてるお品書きの横に細かい字でなんか書いてあったけど、そんなん読まないじゃないですか。開演10分前に入った客は!(笑)
 帰ってきてサイト見てみたら注意書きあったけど、そんなん(略)
 つーわけで、台本もパンフも買えなかったんですよね〜。舞台見て面白かったからパンフ買おうかな、って客もいると思うんですが何故そんな仕様だったのだろう? グッズの通販もやるらしいけど、あの場にいたのにわざわざ送料出して買うのも悔しいし・・・(ぷんすか)。
 まぁ、ちゃんと事前に調べておかなかったのが悪いんですけどね(しくしく)。
 

*1:ジャニーズの舞台でだって見たことないな

*2:浅草公会堂だからね!(笑)

*3:もう公演はないから隠さないで書きます

*4:越後や奥州にいるはずの人達だから直接会って話してるわけはないんだが、それはそれ

*5:昔見た「メーリングドラマ フレンズ Mail@Drama」とゆー舞台がそんな感じだったので

*6:萌えなモノに出会うと手を固く握る習性がある私。気が付くと掌にツメの跡がばっちり残ることもしばしば。せめて血が出ないようツメはこまめに切ってますw